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「倚天屠龍記」レンタルリリース記念スペシャル!(第三弾)

2011年01月23日 03時15分16秒 | 韓国近代史ドラマ

 

 武林至尊、宝刀もて龍を屠り、天下に号令せば、敢(あ)へて従はざる莫(な)し。倚天出でずんば、誰か与(とも)に鋒を争わん

 

先月初めに16巻~20巻がレンタルリリースされ全部観終えた武侠ドラマファンも多いのではないでしょうか!

期待通りのおもしろさ! それともいまひとつ?

私はレンタル貸し出し中のタイミングが多く、やっと先日全部鑑賞しました。

先に小説を読んで「倚天屠龍記」の内容はある程度解っているだけに、早く実写版で観たいなと待ちわびた作品です。

この張紀中版「倚天屠龍記」の評価に賛否両論の声が聞こえてきます。

これは十人十色、それぞれの感受性ですからどちらを評価を信じるかは自分しだいですね。

私にとっても気に入ったところそうでないところなどそれなりにありました。

私はこの「倚天屠龍記」しか知りませんので自分なりの感想を交えて分析して行きたいと思います!

私の独断と偏見もありますがその辺はご勘弁を!

 

 

印象

全体的にはそれなりに楽しく鑑賞させて頂きました!

しかしなにかが物足らないんですよね~。

その対象は三部作である「 射雕英雄伝 」「 神雕侠侶 」と比較してのことなのですが、張無忌は郭靖や楊過に比べてエネルギーの出し方が足りないような気がしましたね。

演じた役者さんのせいなのか、はたまた、郭靖や楊過のように一人の女性に愛情を注ぎながらストーリーが進行していく作品ではなかったからなのか?

場面ごとではしっかり楽しめるところも多々あるのですが。

それとも、鑑賞のやり方ですかね~。

「 射雕英雄伝 」「 神雕侠侶 」の時はほぼ一気に観ましたが、「 倚天屠龍記 」の場合はレンタルリリースの度になりますので4ヶ月の期間での鑑賞。

これが一番大きな原因かもしれませんね~。(笑)

やはり続けて観ないと集中できないし脳裏に巡りめぐってこないものがあるのでしょう。

今度は一気に鑑賞してみたいと思います。たぶん違う印象を受けるでしょう!

 

敵対する武芸の達人

絶対的な強敵が存在しない!


「 射雕英雄伝 」では欧陽鋒(おうよう・ほう)が、そして「 神雕侠侶 」では金輪国師(きんりんこくし)に絶対的な強敵であり存在感だった。

特に「 神雕侠侶 」でのフィナーレでの金輪国師率いる蒙古軍との戦闘シーンと金輪国師と対峙するシーンは迫力満点!

「 倚天屠龍記 」においては張無忌が戦う相手は自分が身を置いているあるいは置いていた邪教や正派の各門派たちなのだから。

その中で一番迫力ある武功対決シーンは張無忌が周芷若と組んで戦う相手、渡厄・渡劫・渡難(少林寺の座禅僧)だと思う。

この戦いは相手の技を破り謝遜の救出を果たすという目的なのだが、この三僧が悪人でないので勝負がついたらお互いが称えあう感じでした。

このドラマでの一番の悪人は成崑でしょうね~。ずる賢くせこいやり方で悪事を働いた男。

そして、陳友諒も許せないですね。成崑の弟子になりいっしょに悪行に走り明教を切り崩しにかかっている。

第一弾では丐幇で陳友諒は八袋長老の座にある紹介していますが、実は、悪行を働くために潜入したスパイだったわけですね。

ということで、ここで丐幇の主要人物を紹介しますと、史紅石(幇主)・伝功長老・執法長老・鉢のおかしら・棒のおかしら。 (写真がないのが残念)

あっ、もう一つ敵がいましたね!朝廷(蒙古軍)たち。

彼らの場合、超敏(ちょう・びん)蒙古名ミンミンテムールは蒙古軍率いる王の娘なので!

私から一つダメ出しするならば、張無忌が謝遜や両親である張翠山、殷素素と冰火島で過ごす場面です。

あまりにも武侠ドラマにふさわしくない、まるでディズニーのシーンみたいなタッチで描かれてましたからね。

しかも、ここでのシーンは少々長めに感じましたね~。

話数から考えての時間配分でいくともう少し抑えてほしかった気がします。