福井県の高校野球を応援する爺様の言いたい放題!

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魁藤田塾・・・幼少の頃のおっさん!

2023年12月13日 | 高校野球 中学野球
おっさんは、幼少の頃

その当時、福井では有名な「藤田塾」と言う学習塾に通わされていた。

入塾は、確か6歳の小学校入学前からだ。

この塾は、魁男塾のような強烈な塾で

先ず、畳が敷かれた大広間に机が並べられていて、

玄関を入ると

「おんちゃんこんにちは」「おばちゃんこんにちは」

「おねえちゃんこんにちわ」「みなさんこんにちは」

と4度大声で礼をして入る。

おんちゃんと言うのは、まるで昭和の侠客のように着物を着流し

おばちゃんもおねえちゃんも全員竹刀を持っていた。

挨拶をすると、約100畳ほどある、畳の間を雑巾で拭く。

拭き方も独特で、全て直角拭き・・・それが終わると

おんちゃんの所に行き、「本読み三回しました」と言う

親が書いたメモ紙を渡さなければいけない。

塾のルールとして、毎日、国語、算数、理科、社会の教科書を

最初から最後まで親の前で声を出して3度読む・・・

そしてその証としてメモ紙を渡すのだ。

これを忘れると、うちもも辺りを強烈に30秒ほどつめられる。

翌日は、内出血して真っ青だった。

問題を間違えると、竹刀で頭をバチバチに叩かれ

尻バットでは無いが、太ももをばっちんばっちん叩かれる

痣だらけの毎日だった。

しかし、それだけスパルタでも藤田塾へ通えば

藤島高校~東大に進めるほど学力が上がる評判で凄い生徒数だった。

そんな中、その侠客のようなおんちゃん先生に、家の両親が呼ばれた。

「今まで、色々な生徒を見てきたが、この子ほど凄い頭の良い子は

見た事が無い、間違いなく藤島~東大に進めるだろう」

そこから、おっさんの人生は変わった・・・いや変えられた。

勉強勉強・・・塾塾の連続で遊ぶ事など一切出来ない。

英語、習字、そして藤田塾と毎日。

本当に嫌だった・・・野球がやりたかったが

親は勉強勉強・・・逃げ出したかった。

そして、毎日勉強の本など3度も読めるわけ無い!

だから、父親の達筆な字を真似して「本読み三回しました」

と自分で書くように・・・それが現在おっさんが達筆になった由縁だ(笑)

塾をサボる為に、大人の声で塾に電話

「今日は風邪をひいたので休ませます」と

その成果が、現在カラオケが上手くなった由縁だろう。

習字塾・・・帰る前に手や顔に墨汁を塗って帰る。

まぁその内ばれて、めちゃくちゃ殴られた覚えがある。


こんな具合に、親は自分の生き方の中で「無いものねだり」をしてしまう。

家の両親は、市場関係の会社をしていたが、こんなに辛い仕事は

子供にさせたくない・・・六大学に行かせて大企業になんて夢を抱いたのだろう。

まぁ気持ちは判るが、迷惑だった。

今でも忘れない出来事があった。

小学生の頃、もの凄く流行ったジーパンがあった。

前面がブルーで後ろ面が白、中日ドラゴンズのようなジーパンだった。

母親にお願いをして、両親でそのジーパンを買いに行った。

お目当てのジーパンが飾ってあったので「これが欲しい」と言うと

父親「こんなもんあかん!」の一言。

違うズボンを無理やり買わされた・・・その時、デパートの隅で泣いたのを

覚えている。

50年近く過ぎた今でも恨んでいるし、あのジーパンを履いて見たいな。

そんな幼少の出来事で、覚えてしまった事がある。

陰口だ・・・面と向って言えば、親父に殴られるから

部屋で悪口、陰口を言うようになってしまった。

人間と言うもの、人の悪い事を陰で言う人は信じられない。

本当に人の事を言わない立派な人も居る。

だから、長男には、

「人の事は絶対に悪く言うな・・・俺がそれで失敗したのだから」

と常日頃から言っている。

えらい、今日のブログは意味不明になってしまったが

今から、鈴鹿に向けて出発します。

V4なるか!