心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

谷川連峰 平標山から仙ノ倉山へ(5)

2015年11月23日 | 谷川・苗場・越後駒


平標山(1,983m)・仙ノ倉山(2,026m) (つづき)

 平標山の家から「平元新道」を下ります。階段の多い道だったと思います。
 下るにつれ、葉が黄色く色づいた樹が多くなってきました。
 来た時と同じバスで越後湯沢駅へ戻り、共同浴場の「山の湯」につかって帰りました。


 初めて快晴の谷川連峰を楽しむことができてとてもいい一日でした。谷川岳と言うとまず岩壁のイメージが来ますが、平標山と仙ノ倉山の稜線はなだらかそのものでした。これこそ谷川連峰の個性に紛れもないと思います。


 僕は登山と同じくらい温泉も好きですが、「今財布の中に1枚だけ500円玉が入っていたとして、自分の一番使いたい場所は」どこかと聞かれたら、この「山の湯」での入浴を選ぶでしょう。
 上越線で越後湯沢の駅を通るたびに、時間があれば必ず立ち寄ってきました。もう10回近くになると思いますが、まったく飽きることがありません。
 素晴らしいのはお湯そのものです。湯口から温泉が、勢いよくかけ流しにされています。浴槽は小さいですが、だからこそ新鮮なお湯が楽しめます。手に取ると硫黄泉のにおいがしてきます。
 泉質は全国でも屈指ではないかと思います。ツルツルで、すべっとする感覚が絶妙で、一番いい状態の温泉。身体にそのまま染み入ってくるのがなんとも言えません。
 温度は高く(43度はあると思います)、長湯はできません。そういうときは、湯桶に1杯温泉をくんでおきます。熱いお湯でも、5分もすると少し下がってくるものです。それを顔や腕にひたしたりして楽しみます。
 温泉は自然の恵みだということを感じずにいられなくなります。

 ※「山の湯」利用料金は大人400円です。越後湯沢駅から徒歩20分程度ですが、最後にかなり急な登り坂があります。
山の湯のホームページへ) 



 (登頂:2012年6月中旬・2014年10月中旬)

◆◆◆◆◆
【平標登山口~平標山~仙ノ倉山~平標山の家~平標登山口】
 平標登山口9:03⇒鉄塔10:18⇒松手山10:55⇒平標山頂12:18⇒仙ノ倉山頂13:04⇒平標山頂13:55⇒平標山の家14:26(休憩)15:05⇒平標登山口16:43
 ※谷川連峰の西に位置する2つの名山をめぐります。登り・下りで別々の道を歩けるのが楽しいです。
 平標登山口から平標山への登りがポイントです。足場はしっかりしており、岩場や鎖場は1つも出てきませんから安心できます。急登ですが、とにかく歩き続けることにつきます。コース全体を、(1)鉄塔の下を歩くところまで、(2)松手山の標識まで、(3)平標山頂までと心の中で区切ると、ペースを掴みやすいのではと思います(三等分にはなっていませんが)。
 なお、周回コースなのでどちらから先に歩いてもいいですが、紹介した歩き方(時計回り)をおすすめします。

 (距離:13.5km 体力●●●●○ 技術●●●○○



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