まだ本格的な寒さになっていない植物園では、紅葉した木と落葉した木のどちらも見ものでした。入口の「プロムナード」には、メタセコイアとセコイアの大木が両方植えられています。紅葉したメタセコイアのそばには「みごろ1位」の札が立っています。名前は似ていますが、メタセコイアは紅葉し、セコイアは常緑樹であることを初めて知りました。
「メタセコイアは1941年(昭和16)年、三木茂博士によって80万年前の地層から化石種として日本ではじめて発見されました。その後、1948(昭和23)年に中国で生きた植物がみつかり、それが増殖されていまでは世界各地でみることができます。」
シンプルな説明文ですが、”生きた化石”と呼ばれるメタセコイアにとっては、1941年から2021年のわずか80年でいろいろなことが起きたんだなと感じさせてくれます。
(撮影:2021年12月中旬)