岐阜県、中津川郵便局の風景印です。
山は恵那山、橋は国道19号線の落合大橋、お面は恵那文楽です。
中津川駅近くの和菓子店「すや」本店です。お店の名前は、昔はお酢を売っていたことが由来だそうです。天井に、真っ直ぐではない大木の梁が通っていて、300年以上前のものとのことです。さらに目をひくのが、「饅頭坊や」の絵と、「甘党萬歳」という大きな屏風書きで、とても嬉しい気持ちになりました。中津川の名物は栗きんとんですが、4月はシーズンオフでした。買ったのは「栗こごり」で、何ともいえないくらい重厚な甘さがしました。一度にいくつも続けて食べるのはもったいないような、時間をかけて味わいたいと思うお菓子でした。
中山道最初の宿場は東京都の板橋、そして45番目の宿場町が中津川宿です。42番目の妻籠宿やその次の馬籠宿のような観光地らしさは控え目ですが、建物の様子や道が直角に曲がっている様子は、ここが旧宿場町であったことにまぎれもありません。昔ながらの、卯建のある家も残っています。明治26年、恵那山に登ったウェストンがこの地に宿泊したといいます。酒樽が6つ積まれているのは、純米酒「恵那山」を醸すはざま酒造の蔵元です。