鳩待峠に着いたのは9時40分でした。とても寒く、山小屋できのこうどんを注文すると、朝にとれたばかりというほうれん草のおひたしをつけてもらえました。新しい小屋が建築中で、今まで空き地だった場所に鉄骨が建ち、クレーン車が作業中でした。
ここから山の鼻までの下り道は、消化試合のような感じのすることもありましたが、この日は天気が良くて全然そんなことがありませんでした。日差しが眩しくて、輝いてみえるような巨木もありました。至仏山もよく見え、頂上には雪が残っていません。先週初雪が降ったと聞きましたが、いったん解けたようです。
木道の取替え工事をしているところもあります。尾瀬をくまなく結ぶ木道の木は10年ほどが寿命だといいます。作業はほとんど人力で行われています。
(2023年10月中旬) (つづく)