鹿島槍ヶ岳(2,889m)・爺ヶ岳(2,670m) (つづき)
ご来光を味わってから山頂を目指しました。
昨日は、柏原新道ですれ違った人たちから「朝一番はとてもいい天気でした」とたくさん聞きましたが、昼過ぎからは稜線はほとんど雲の中でしたから、どうしても晴れているうちに山頂に着きたいと思います。
10分くらい登ると冷池山荘のテント場に出ました。色とりどりのテントが並んでいましたが、隙間なくびっしり張られている、というほどの混雑ではないようでした。
僕はテント泊をしたことがないので詳しいことは分からないのですが、今まで見た中で一番凄いと思ったテント場は槍ヶ岳山荘のテント場でした。槍ヶ岳山荘のテント場はとても多彩です。中には、こんなすごい場所に!という区画もあります。
冷池山荘のテント場は、微妙に傾いている気がしますが、眺望はよかったです。テント場から山荘まで遠いのも特徴です。ビール1本買いに行くにも10分以上歩かなければいけないので、楽ではありません。
チングルマの果穂と鹿島槍ヶ岳
ここから夢のような登山道が頂上までずっと続きます。鹿島槍の双耳峰は、見るたびに角度が少しずつ違い、同じ写真は2度撮れないと思いました。
振り返ると、昨日登った爺ヶ岳です。こちらはピークが3つある山です。昨日は、爺ヶ岳の頂上は完全に雲の中でしたが、この景色を見ただけで満足でした。今日登り直す必要はないなと思いました。
剱岳と立山は、7年前に鹿島槍に登った時にも見えた山でしたが、晴天の今日は素晴らしさもひとしおです。鹿島槍の登山道からもはっきり見える剱岳の三ノ窓雪渓と小窓雪渓、さらに立山の御前沢雪渓は、すべて現存する氷河であると認定されました。
爺ヶ岳の奥には、蓮華岳と針ノ木岳。まったく違う山容の山がすぐ近くに聳えているのが印象に残りました。
遠くには、「鹿島」の付かない槍ヶ岳がはっきり見えました。仏塔のような槍ケ岳と前穂高岳を従えて、北アルプスの最高峰・奥穂高岳は大伽藍のようでした。
立山と剱岳
爺ヶ岳
蓮華岳と針ノ木岳。遠くには槍ヶ岳も見えます。
(登頂:2019年8月中旬) (つづく)
コメント有難うございます。鹿島槍ヶ岳が初めての登山だったのですね。きっと素晴らしい山行だったことと思います。
7年ぶりに同じコースを同じ日程で歩き、7年前のことを思い出す場面がたくさんありました。
ぜひ再訪されてみてください。
山歩き最初の山行が鹿島槍ヶ岳でした。
同じコースを歩きました。
懐かしいです。
お天気に恵まれて良かったですね♪