みなかみ町の法師温泉は、ぜひ泊まってみたいと思っていた旅館でした。
囲炉裏で薪が燃え、鉄釜のお湯で淹れたお茶をいただきました。とてもまろやかなお茶でした。
宿のホームページでは、「弘法大師巡錫の折の発見と伝えられ、法師乃湯と呼ばれています。」とあります。
浴槽は長方形8カ所に区切られ、玉石の敷かれた底から湧き出す温泉はなんとも言えない雰囲気でした。
翌日は森の中の道を歩いて、群馬と新潟を結ぶ三国トンネルの入り口まで歩いてみました。
1959年に開通した三国トンネルは、鉄道(清水トンネル)とは離れた場所を通っており、ここを通る路線バスはありません。来るのは初めてでした。中を歩いて反対側の新潟県まで行ってみたいと思いましたが、歩道のないトンネルは車がひっきりなしに行き交い、歩くことは無理そうでした。
三国トンネルの入り口近くには「クロソイド曲線碑」があり、あたりは「クロソイド記念広場」になっています。
「クロソイド曲線」は、直線から曲線へいきなり移行すると車の運転が難しくなるために、徐々に変化させていくように、直線と曲線の間に挟まれるものです。
日本で初めてクロソイド曲線が導入されたのが、三国峠付近の国道17号線であるといいます。