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生藤山(990m)・茅丸(1,019m)・醍醐丸(867m)・陣馬山(855m)
高尾山から陣馬山へ続く縦走路は、”醍醐丸”という一風変わった名前の山まで続き、生藤山から笹尾根の山々を経て奥多摩の三頭山へ至ります。初めて陣馬山よりも奥のルートを歩いてきました。
中央線の電車を上野原駅で降り、石楯尾神社からのコースを歩き始めます。最初は整った杉の植林帯で急坂です。
麓の現場はちょうど間伐作業中で、伐り出された樹が整理されている最中でした。休日ですが作業中の人がいました。林業に携わって50年にもなるそうです。ここに植えられた杉は樹齢50年、それが100年になった時一番いい樹になるといいます。林業は、自分の眼で見ることはないであろうほど、遠い未来を見据えた仕事だと思いました。山を歩いていると、人に教えられて初めて分かることがたくさんあります。
佐野川峠に出ると、杉以外の樹も出てきました。傾斜も緩くなり、歩きやすくなりました。この辺りは、春は桜がきれいだそうです。秋の今日も落ち着いてなかなかいい雰囲気でした。リンドウの花も何か所かで咲いていました。
(登頂:2016年11月上旬) (つづく)