心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

三ツ石山~大深岳 紅葉の絨毯に通ずる縦走路へ(4)

2016年11月02日 | 東北の山


三ツ石山(1,466m)・小畚山(1,467m)・大深岳(1,542m)・源太ヶ岳(1,545m)
(つづき)


 ”三ツ石”の名前らしく岩の積み重なった山頂に出ると、北側の斜面も同じように色づいていました。間近にそびえる岩手山以外にも、去年登った秋田駒ヶ岳、先週登ったばかりの秋田焼山。同じ山域にどっぷり浸かれている気がして嬉しくなります。
 山登りを初めてから、毎年のように東北へ出かけるようになりました。
 ”今が一番いい色づきで、あと1週間後ろにずれるとこんな風にはならない”と教えてくれた人がいました。三ツ石山の紅葉の旬は短いようです。”今年の色づきは今一つだ、いい年にはもっと真っ赤に染まる”という人もいましたが、初めての自分にとってはこれで十分すぎるくらい美しかったです。


 ここから小畚山、大深岳、そして最後に一番高い源太ヶ岳まで気持ちのいい道が続きます。振り返ると、最初に登った三ツ石山のピークがどこよりも鮮やかに色づいているように見えます。笹と紅葉の絨毯のような稜線へ分け入っていくのは最高でした。こんな感覚は今まで味わったことがありません。他に例えようのない、最もユニークな紅葉の風景がここにあります。 


 大深山へ向かって登山道がジグザグに線を描きます。





 (登頂:2016年9月下旬) (つづく)



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