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昨日、料理用の台計りが壊れてしまって
息子が分解して直してくれた。
中には、バネが1本はいっていて、
頭のお皿に物が乗ると、バネを引っ張るようになっていて
その伸びによって針が動くしくみ。
「こんな、単純でちゃんとはかれてんのかね~」
と息子。
「うーん、物理学的にいうと、バネは力に比例して伸びるんじゃなかったっけ・・」
「だけど、最初にこれ、考えた人はえらいよ!
それよりもっと偉いのは、最初に、このバネという物を作った人だね!」
「だけど、デジタルより、料理に使うには、絶対こっちがいい!
デジタルだと、1グラム単位に性格に計る必要なんかないのに。
ついついメモリあわせちゃうんだよ・・」
と私。
息子と会話してると、こんな風に、
息子が一言しゃべると、私が3っつぐらい答えるという
テンポになっちゃう。
それでもって、今日ぼんやりベランダの植物を眺めてたら
ニガウリのバネが目に入った。
ニガウリはとても偉い。
細いつるが伸びてきて、絡み付くものを探すと
まるで手のようにキャッチする。
それから、その細くて長いつるが
くるくるっと、バネになるんだ。
だから、強い風が吹いても、
弱々しい茎でも、折れる事もなく
大きな実をつけても、耐えられる。
それで、昨日の会話を思い出した。
最初にバネを作ったのは、植物だったんだ。
自然の力は偉大だな~~!
だけど、やっぱり、自然を観察して学び
応用していった、先人の智恵には
脱帽ですね。
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呼吸をするときに横隔膜を下にひっぱる大腸筋、これ、バネの働き
ですが、生命維持装置は物理学的にも緻密なシステム。
生命の不思議、素晴らしさを感じます。
息子さんと、いい会話をなさっているのね。さすがです☆