先月、一回目の輸血をした。
いつもの検査や診察、薬代と輸血代金を合わせると
支払いは3万円を超えた。
ずいぶん高いなあ~と思った。
今月、二度目の輸血では輸血のための検査項目が減ったのか、
総支払額も2万円余りに減った。
が、それでも4週ごとに支払うのはけっこう負担になる。
自分が元気で献血をしていたころは
財力のない私にできる唯一の社会奉仕だと思ってやっていたが、
血液の値段など考えたこともなかった。
献血に携わる人たちの労力は多少なりと目に見えるが、
献血後の流れはよく知らないまま。
今月の輸血(二回目)で看護師さんと話したり、
スタッフが忙しく動き回る姿を見ているうちに、
献血から輸血するまでには多くの手数がかけられていることに
朧げながらも気づいた感があり、
他人の血液を戴いて命を永らえるためには
個人負担分が2万だろうが3万だろうが
その価値からすれば高くはないのかもしれないと思うようになった。
(失職の身には高額な支払ではある)
ただ、
この輸血がいつまで続くのだろう。
先が見えているであろうこの病気のために
貴重な血液とお金を使うのは如何なものか・・・・・
という思いが交錯する。