悩ましいねッ、君たちは...

2010-07-11 17:50:19 | Weblog
何かって?
早春からはじめた夏野菜づくり(播種・育苗・定植・施肥など)
我が家(アマル家実家)の菜園は長く伸びた蔓やつた、大きな葉が庭一面に広がり今やジャングル状態です。

4月末から本格的ファーム仕事をはじめ、
7月に入りナス・キュウリ・トマト、まずは夏野菜御三家の初収穫を迎えています。

もう、我ながらよくやるわッて感心してます
野菜だけでも
トマト(大玉:麗夏・ルネッサンス・ごほうび、中玉:シンディースイート)
ナス(長卵型ナス:千両二号、長ナス:庄屋大長)
カボチャ(九重栗・栗美人・エビス南瓜・栗えびす)
ゴボウ(白肌ごぼう・わかちゃん)
サツマイモ(鳴門金時)
ネギ(下仁田ネギの改良品種ネギ奉行)は放置状態にしているので良いものができていましぇん。コンパニオンプランツとして生育しようとしましたが播種・育苗・灌水と他の野菜と比べるとチョー適当なのでやはりよい結果になってましぇ~ん。手間がかかるネギ以外のコンパニオンプランツとしてトマトの風味を良くするバジルやセンチュウ予防のために播いたマリーゴールドは大きく成長。
果樹もユズ(本ユズ、木頭ユズ)、ブルーベリー(ハイブッシュ系4種)、ウメ(主に観賞用の枝垂れ梅2本)がアマルの担当。
庭にはその他黒松、椿30種(アマル父が全国から集めた貴重品種・珍種)などもあり
剪定をときどきやらされてます

一方アマル母は、菜園の空いたスペースに
キュウリ(夏すずみ)、オクラ、ピーマン、インゲン豆(さつきみどり)、ニラ、
シソ(チリメン青紫蘇)、サニーレタス、春菊(その他鑑賞用花)をせっせと育てており

こんなに作って誰が食べるんヨッ
と思いつつも、野菜づくりの楽しさになんだか引き込まれています。

野菜づくりの目的は、有機・無農薬でバツグンに新鮮でおいしい野菜を収穫することなんですが、(安全でうまい旬の野菜を収穫した先にはアマルの場合、元料理人としての腕を発揮しようという楽しみもあります)
それ以外にも野菜を育てていると、種をまき芽が出たとき(まるでわが子の誕生を待ちわびていたかのような親の気持ち)や、生命力を感じさせる色鮮やかできれいな花を咲かせたときなど、思いがけない喜びを与えてくれます。

まッ、そんなことはさておき、
ここのところ悩ましいのが、
永田農法を実践し、素晴らしい大玉トマトが(雨除け屋根シート内で)出来上がって来たのですが、マルチシート掛けした根元に小さな青いトマトが2~3個コロンコロンと落っこてるがです。
「えッ、なぜ?」と手に取って見るとみな小さな虫食い穴が空いてるがです。

去年育てた中玉のシンディースイートにも虫食いはあったのですが
シンディーは1つの房に12個ほど鈴なりになるので1房に1~2個虫食いにあっても
さほど気にせずにいました。(きれいな形で収穫できる量の方がずっと多かったので、有機・無農薬栽培で通しました)

しかししかし...、大玉トマトとなると1房に4個もしくは5個までの実り(それ以上付けると実が大きくなりにくい)に制限して丹精込めて作るので、1房4~5個でほぼ均等に大きく丸々育った実(少数精鋭)に虫食いがあると、めちゃブルーになります。
(虫食いといっても果肉の表面をちょっとカジルのではなく果肉の中に進入し食べまくり人が食せないものにされてしまうがぜよ)
それもこれから真っ赤に色ずいていくだろう準備段階に入った大きな青実に虫かじり穴が1~2個の場合はもっと
こんな状態のところまで育って

こんなん虫が一心不乱に中のおいしいとこ向こうて食うてますねん
おとろしかぁ

えらい気色悪いもん見せてしもうてすんまへん


「せっかくここまで大きく育ったのに~ッ台無しじゃん
「憎らしいヤツめッ」(これが生産農家であれば商品にはならず被害損大だ)

この虫はタバコガの幼虫です。
調べて初めて知りました。
タバコガはナス科(トマト・ナス・ピーマン)の植物が好きで、アマル家では現在のところトマトだけに集中してます。
柔らかい新芽や子房(幼果)をはじめに、生育した果実も少しかじっては次の果実に移動したり、茎の中にも食入りするので薬剤で早く処理(防除)しないと大変な被害が出てしまう。

2週間前にこの食害を発見し、無農薬にこだわるために
その状態を放置。
そして先週末、トマト畑をチェックしたところ、
大玉や幼果にいるはいるわ。
上の画像にあるようなサイズに育った青い果実が8つ、幼果がいくつも食害にあい
みな取り上げ廃棄。何匹もタバコガの幼虫を発見し捕殺。
大変な状態になってしまいました。(大玉の実を捨てなくてはいけない悲しさを味わいました
急遽、一般に広く使われている野菜用の防除薬を散布。(しかし、タバコガに効果がある薬剤ではないので...来週末適切な薬剤散布を行うまで食害にあわないことを願いつつ菜園を後に
そして昨日、薬剤を見つけ散布。
でも今日菜園へ再び行ったら、またヤツを発見。
今度は茎内へ食入を図ってたのでした。

ああ、しばらく悩ましい日々が続きそう。

しかし、何事もこういった経験を積み重ねていって
ベテランになっていくわけで
よい勉強をしています。


昨年は貴重なユズの苗木の新芽をかたっぱしから
ミカンハモグリガの餌食にされ、昨年末防除のための薬剤を発見
薬剤メーカーから適切な薬剤散布の仕方を教わり今春それを実行。
なんと現在まったく昨年のような被害にあわずにすんでいます。

薬剤散布はあくまで最後の手段。
その前にやれるべき手段はないかと日々研究をしています。

カボチャはウドンコ病対策、サツマイモはモグラ対策が目下気になるところです。
モノの本には対策が紹介されているものがありますが、絶対的なものではなく
畑の環境に大きく左右される(土壌・日照環境・風通し・日中夜間の寒暖差ほか)ものがあるため身を持って経験しないとダメなんですよねぇ。

(金魚<観賞魚としての琉金飼育>のブリーディングで培ったものが野菜づくりでも活かせそうです


Ciao  



気分を変えて傑作なマイコー


本家マイケル、踊りのキレが違うね


ちょっとおもしろい


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