『それでも、生きてゆく』を観ています。

2011-08-26 19:38:35 | レビュー
アマルのブログを覗いていらっしゃるこだわり派の方々は
7月からフジテレビ系列(木曜劇場枠)で放映されているドラマ『それでも、生きてゆく』を観ている方もいらっしゃるのでは?

1995年、友達が人殺しになった。殺されたのは、まだ幼い僕の妹だった…。
被害者の家族。加害者の家族。ともに悲しみを背負いながら...「それでも、生きてゆく」


アマルもたまたま3回目の放送を観てから(当初は重いテーマのドラマだなぁと思いつつ)ストーリーの展開や、出演者(俳優)たちの演技(表現力)が気になりここのところ毎週観ています。(視聴率的には低いようですが

なかでも、昔(10年前ぐらいかな?)『3年B組金八先生』で(屈折した問題児)兼末健次郎 役をやっていた風間俊介君が印象的で、今回も幼児への異常性を持つ役どころで登場しているため彼の表情・演技に興味があって観ています。

しかし、昨夜の回( 第8話「それぞれの覚悟…」)は
一人娘(佐藤江梨子)を三崎文哉(風間俊介)に植物人間にされた草間五郎役・小野武彦さんの生きる希望をなくし絶望のなか泣き崩れ、腰が抜けて肩を落とししゃがみこんだ(老いた独り親)男の後姿に...胸が熱くなり
15年前の犯罪も償えていないのに、さらに取り返しのつかない罪を重ね犯してしまった息子と被害者の悲痛な姿を目の当たりにし「どうしたらいい?どう償えるんだ?償いきれないじゃないか...」といった錯乱状態・意識朦朧で車道を歩くさまの三崎駿輔役・時任三郎の姿に...共感し
最愛の娘を殺した三崎文哉(風間俊介)が目の前にふらッと現れてからの野本(深見)響子役・大竹しのぶの演技、真に迫るものがあったね。<辛口だけど役者である以上アレくらいの演技は役者はできないとダメ>
言葉にできないほどの母親の深く大きな喪失感「母親から子供をとったら、母親でなくなるんだよ」大竹自身母としてその気持ちは痛いほどわかる故の迫真の演技だったね。



今後どのような展開になるのか。来週も観てみたい。



アマル母は小田和正が大好きなんですよぉ。






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4 コメント

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ドラマ同好会(名前検討中 (村石太レディ&加藤優&柏木和也)
2011-08-27 11:06:15
生きている間に 償いいれない。殺人を犯した文哉は 被害者に殺されるだろうか?
人の憎しみ 悲しみ。大きな悪の原因~
返信する
どうも~ (アマル)
2011-08-28 09:53:58
ハンドルネーム検討中ですか
償え切れない罪を重ねて起こしてしまった息子がいたら、父は、母は、兄弟は、家族はどう生きていったらよいのだろう。
返信する
はじめまして (せー)
2011-08-30 13:27:09
このドラマ
既に日本ドラマに名を残す名作だと思います

重いテーマの中にも吹き抜ける風
ここが真骨頂ですね

おっさんが
瑛太とひかりのファンになりました(笑)

また来ます
返信する
はじめましてぇ、せーさん (アマル)
2011-08-30 23:16:27
瑛太はオレンジデイズから、ひかりはブラッディマンデイから知りました。
ひかりは将来が楽しみな女優さんですね。(悪女~聖女まで幅広い役ができそう)

しかし、時任三郎の父親役は今のところ歯がゆいですねぇ。もし自分にあんな罪深い息子がいたら、息子を殺し、自分も死をもってわびるかもしれないと考えてみたり...
(ただ、文哉の凶行は父親に原因があったとしたら。それはこれからの展開で明らかになるのか?)
息子とともに死を選ぶのはあまりに身勝手だろうか?
父としてこの世で辱めを受け続ける苦しみから逃れるには死の選択は容易い。
しかし、残される家族(妻・娘たち)はどうなる。自分が守ってやらないでどうする...
葛藤ともがき苦しむ中
それでも、生きてゆく 
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