余談:男のマリッジブルーについて

2008-10-25 13:42:53 | 男と女話
 マリッジブルー(marriage blue)とは和製英語で、結婚前に陥る躁鬱状態や情緒不安定のことをいっているよね。
 結婚式の準備や新生活への不安と緊張、相手への不満やすれ違いなどが原因で、本来は幸せであろうはずの結婚を思い悩み、本当にこのまま結婚して良いだろうかとためらってしまう。
 一般に女性のほうが男性よりマリッジブルーの精神状態になることが多いけど、実は男も少なからずこの精神状態になることがある。(前回カキコした「結婚に踏み出せない理由って何だろう④」の煮え切らない男性心理と共通しているので独身女性の方は参考にしてね。)

 男のマリッジブルーの原因として主たるものは、結婚して所帯を持つと、時間的にも金銭的にも、今後は自由がきかなくなるだろうといった喪失感によるものがあげられる。
 休みの日は友人と遊んだり、趣味に取り組む時間もたっぷりとあったのに、結婚して子どもが出来たら、家庭のために気を休める暇もなくなるのではないか、子育てのために奥さんが働かない(働けない)ことになったら、経済的に自分の収入だけで養っていけるのか。
 大黒柱として責任を背負い自立してやっていけるのか不安になる。

 そして、結婚をすると、これからは一人の女性を一生愛し続けなくてはならない。
 今までは、より自分のタイプを求めて、例え交際時であっても出会いを探すことは可能だった。
 それに浮気とまでは行かなくても、他の女性と自由に遊ぶこともできた。
(これは2人の交際状況にもよるけど)そういう自由を失い、結婚イコール投獄にでも入るような拘束・束縛された感覚を持ってしまうと男はマリッジブルーに陥りやすくなってしまう。

 逆に、結婚することにより、一生好きな女性を独占できる、とか、幸せな家庭を築くことができる、といったポジティブな発想を持つことができる人はマリッジブルーにはならない。
(みんながそういった発想がもてればすばらしいんだけどねぇ~

 その他にも、男がなるマリッジブルーにはさまざまな原因がある。
 例えば、結婚相手の女性のほうが収入が多いとか、相手の家庭のほうが明らかに家柄(経済や品性の面)が上だと、気後れしてしまい、結婚直前になってマリッジブルーになってしまうことがある。
 女性のほうが収入が多かったり、社会的な地位が上だと、どうしてもその事を意識してしまい、彼女(妻になる人)に対して強くモノを言えない。または言いなりになってしまう。
 相手の家庭が明らかに家柄が上だと、自分のことを新しい家族として認めてくれるかどうか不安になったり、元々の自分の家族を相手の家族に見せるのが恥ずかしく感じられてしまう。
 そのような自信の無さが不安につながり、マリッジブルーを引き起こす原因になっている。
 結婚そのものに問題があるというより、結婚という重大な局面を迎えるにあたって、自己嫌悪に陥ってしまうんだよね。
 もちろんこれは女性にも言える事だけど、一家の長としての責任をいずれ背負うことになる男のほうが、必要以上に意識してしまう問題のようだ。



 

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