「素粒子」って何?...いきなりガリレオの世界だね。

2008-10-08 23:14:53 | Weblog
 7日、ノーベル物理学賞が日本人3氏に与えられた。
 メディア含めて日本の学会関係者は上へ下への大騒ぎ。

 受賞はすばらしい!日本の誉れ! であることはわかるんだけど

 テレビでは「3氏は素粒子理論に貢献」と報道すれど
 私には???????

 「素粒子って何よ?
 「素粒子ってどこにあるの?
 「3氏がなぜ評価され、何に貢献したの?
 といった基本的なことがサッパリわからず
 ニュースがピンとこなかった。

 みなさんはどう?

 「万物はなぜ質量を持つのか」
 「質量(mass)」とは物質の量をあらわすもので、質量はグラム(g)、キログラム(kg)という単位で表されるが「重量(重さ/weight)」とは違うもの。 
 当たり前に思えることだが、いざ説明してみろといわれると答えられない。
 物質を構成する基本粒子が「クォーク」だ!なんていわれてもチンプンカンプン。
 素粒子って、物質を構成する最も小さな単位(粒)の世界で、私たちが高校の化学で習った水素、炭素、酸素といった物質の元素・原子の世界が1/1億cmの世界なんだけど、素粒子とされるクォークの世界は1/1京cmの世界。
原子の大きさを地球の大きさだとすると、素粒子であるクォークはテニスボールの大きさになるらしい。  どうやったらそんな世界を覗け探れるのだろう。
今回の受賞はその世界(物質の根源の世界)を理論で説明することに成功した。(実験で証明されたものではない)

しかし、何はともあれ3先生授賞おめでとうございます。
(私の目の前に座る同僚が名大出身で、朝から名大の話や物理の話題が出て頭が痛くなっちゃった。) 

で、今日、昨日に続いてノーベル化学賞でまた一人日本人が受賞したね。
50年前に緑色蛍光たんぱく質を発見した下村脩氏。

木村先生も名大出身者。
なんと今回の授賞者4名中3名までが名古屋大学理学部卒。
関係者によると60年~70年代にかけて
貧しくとも学問好きの若者たちが多く名大(理学部)に集まっていたらしい。
(でも自由な研究環境が米国の方が遥かによく皆研究者は米国へ行ってしまう)
なんか名大は日本のMIT(マサチューセッツ工科大学)みたいだね。
(しばらくノーベル賞は京大出身者が多かったけど)
*マサチューセッツ工科大学...米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市に本部を置く私立大学で世界トップレベルのエリート校。ノーベル賞受賞者を多数輩出(2006年まで63名。1997年からは毎年輩出し、それ以前もほぼ毎年)。MIT(Massachusetts Institute of Technology)と呼ばれる。

でも皆さん数十年前に発表した理論・論文が今頃評価されるなんて
やはり私にはわからない世界です

10/10追記:いやぁ~調べてみたら驚いた。
ノーベル賞って超秘密主義で物理学賞や化学賞などは最初の発見者にこだわり、徹底的に時間をかけて厳正に選考していくんだって。
受賞者(発見者)は学歴や経歴はもちろん、有名か無名かも問わず、ほとんど知られていない人が選ばれて周囲をびっくりさせることがあるということだ。
化学賞受賞した田中耕一氏なんかも国際的な賞もないし、大学院にも進んでいない。
選考過程の公開には50年以上かけているとのこと。
毎秋、過去の受賞者や優れた研究者約3000人に推薦状が送られ、その中から複数の人から推薦を受けた人が300人前後リストアップされる。そこからさらに絞り込んでいく。...秘密主義が貫かれていることが賞に重みを持たせているね。










 
 しかし、

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