生まれてはじめてのダンスレッスンWaoｈ！（Part2）

週末は実家に顔を出すことが多くなりました。
というより野良仕事（畑づくり、野菜づくり）や果樹の手入れ（整枝・剪定・病害虫駆除対策研究）、池の掃除と、どれも一旦はじめると「うまい野菜（無農薬でおいしく健康な野菜）を育て、うまい果実（優ランクの本ゆず・木頭ゆず育成、梅木・桃木メンテ）を実らせ、高級金魚（品評会授賞クラス）を飼育するなど」やらなくてはいけない（こだわるため手を抜けない）仕事が沢山あり、4月までの都会暮らし（週末は横浜・元町・二子玉・府中・のクチ・新宿に出没して遊んで買い物していた）、シチーボーイとしての暮らし向きと180度変わって、今ではカントリーボーイ（もうボーイという年じゃないけど）まっしぐらの生活になっています。

それもアマル父が高齢（80歳すぎ）になったためバトンタッチし、これまで世話になった恩返しの意味合いを込めて（というより自分の趣味の世界もあるけど）庭の手入れをしています。

そんななか、アマル家の実家では毎日3時（PM）に必ずティータイム（父は大のコーヒー統）があり、そこで「社交ダンス」の話になりました。

アマル：父さん、もうダンスやってないの？
アマル母：あぁ、父さんヒザを悪くしてからやめちゃったのよ
アマル：へぇ～ッ、そうなの
アマル父：ヒザさえ悪くなけりゃ今でも簡単に踊れるんだけどね
アアル：そう...
私も年取ってからの趣味の1つとして「教養レベルの社交ダンス」を習おうかと考えてるんだよぉ。
で、今日、駅前にあるダンススクールで見学できるということなんで覗いてみようかと思ってる
アマル父＆母：へぇ～ッ、それはいいことだ！
アマル母：ダンスするんだったら、父さんのダンスシューズあるよッ
アマル：えッ、そんなのあるの？
アマル母：いや、60で退職してから5～6年かな、駅近くのダンススクールいったり、市で開いているダンスパーティなんかに顔出して踊ってたのよ
男の人がいつも少なくて女ばっかり多く来てたって...ネッ
アマル父：（ニヤニヤ...）そうだったねッ、そんなこともあった
アマル母：まだその時履いてたシューズ、しまってあるハズよ
（私との話なかばで母の姿がサッと消えた。下駄箱へ飛んでいった<やはりＢ>）
　　　　
アマル母：あった、あった。こっち来てみなッ
アマル＆父：え～ッ、ほんとぉッ
アマル：おおぉッ、これ？（生まれて初めて見るダンスシューズ）
アマル父：懐かしいねぇ、まだとってあったのぉ
アマル：履けるかな？
アマル母：あんた足のサイズいくつ？
アマル：26だけど
アマル母：なら同じだッ
アマル：へぇ～、でも私の足横幅(EEE)があるから父さんのはきついかも
帰ってソックス覇いてから合わせてみるよ
へぇ～...（シューズをチェック...靴中を見ると「Juliet」の文字）
「“ENGLAND STYLE” Juliet」って書いてあるね
ジュリエットダンス、電話番号も入ってる...へぇ～
アマル父：（ニヤニヤ）
アマル：（靴裏を見てみた）えッ、
（土踏まずのところに）
「プロ競技選手用高級ダンス靴：ジュリエット」って書かれてるじゃん
プロ競技選手用～ッ
すごいじゃん、父さんすごいじゃん、カッコイイじゃん

アマル父：そんなこと書いてある？　ハハハッ（ちょっと自慢げな顔）
まッ、随分長いこと踊ってたからねぇ...
今でもブルースやワルツなんて簡単に踊れるよッ（ダンスポーズをして見せてくれた）
アマル：へ～ッ...（しばし感動）
でも、これって昭和30年代に社交ダンスブームがあったときの靴じゃないよね
アマル母：そんな古い靴じゃないでしょ。退職してから買ったもんじゃない？（父さんに顔を向けた）
アマル父：どうだったかなぁ..覚えてないねぇ（首をかしげる）
（よる年波には勝てないもの。父も80を過ぎて、記憶があいまいなことを口にすることが多くなりました）
アマル：まッいいや、今度履いてみるよ。
これ持って、帰りにダンススクール寄って、これでダンスできるか聞いてみるよ
アマル母：そうね、どんどん使って。もったいないもん
アマル父：役に立てばうれしいねッ
アマル：ん～ッ、ちょっと感慨深いね父さん...
あんなに子どもの頃は父さんからダンスを教わるのを嫌っていたけど
やはり父さんの血が私にも流れていたのかなッ
今こうしてダンスをはじめようかって気持ちになり
しかも父さんの靴を使って...親子2代で履いて踊るなんて
感動するね...
ちょっとしたドラマだよねこれ
アマル父：ハハハッ、おもしろいね
アマル母：（微笑んでいた）

てなことが先日のダンススクール見学（Part1）の2時間前の出来事

人生って不思議、
親子ってのも不思議...　


つづく　


→(有）ジュリエットHP
→ジュリエット社長：島田傳一氏特集記事

　↑この靴でした。