小さな噴水のふちに、鉢植えの房咲き水仙が置かれていました。
陽射しを浴びて金色に輝く水面を覗き込んでいます。
水面に映る己の姿に恋し水辺にたたずみ続け、ついには花に転身した美少年ナルキッソスの末裔です。(ナルキッソスが転じたのは「口紅水仙」らしいですが、この辺は浅学で詳しくは知りません)
この子もうっとりしているといえば、そう見えなくもありません。
この神話は「オイ、オイ」って感じですが、水仙の恥ずかしげにうつむいた風情の美しさに、良しとしましょう
↑ちょっと、えらそうですね
2007年3月10日 花ファンタジアにて