三月に雛人形三昧を楽しんだ旧館林藩主秋元家の別邸にて、
花菖蒲お座敷鑑賞会が開かれるというので、久しぶりにお花を愛でにお出かけしてきました。
気楽に鉢植えの花菖蒲を鑑賞できるものだと思っていたら、
これがまぁ、なんともきちんとしたお作法がありまして何の予備知識がない私はドキドキ。
(小市民なので格式ばったものには弱いのさ)
忘れないうちに記録しておきます(^^ゞ
その前にこの1枚目の写真は鑑賞会が行われた座敷ではありません。
雰囲気だけでも…→
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以前に行われた鑑賞会の記事ですが、こちらの1枚目の写真をご覧あれ。
金屏風に行燈の前に花菖蒲の鉢が並んでおりますよ~、典雅でございますなぁ。
お座敷で鑑賞するのは肥後藩のお殿様が始めたとことです。
金屏風の前の花鉢はそれぞれ7鉢、そして床の間に一鉢で計15鉢。
14人ずつ座敷に招かれ鑑賞してゆきます。
私たちはそれぞれ鉢の前に正座して一礼し背筋を伸ばし、
はじめはお花全体を、そして立ち上がってお花を上から鑑賞し最後に再び一礼して終了。
床の間に飾られた鉢がその日の一番格の高いお花。
花の色は同じ色が隣合わせにならないように今日は白と紫の鉢が交互に置かれていました。
お花も昨日開花したもの、今日開花したものが交互に置かれています。
花菖蒲は二日目の深夜が一番花弁が大きくなるとのことで、
行燈の灯りにほのかに浮かび上がる花菖蒲というのはさぞ素敵でしょうね~。
テレビもパソコンもない、ゆっくりゆっくり時間が流れていた時代、
二日かけて、花の姿が繊細に変わっていく様を楽しんだのでしょうか。
館林「花正会」の会員の皆様が(着物・紋付袴姿で素敵!)肥後系花菖蒲の特徴や観賞会の作法の説明をしてくださいました。
鑑賞のあとには別室でお饅頭とお抹茶の接待があります。
そのお部屋の写真が1枚目のものです。
これで無料ですかぁ~~。
雅な体験をさせていただきました!!
帰り際には「ぜひ、来年もおいで下さい」と声をかけていただき大感動。
はい、来年もまた訪れたいです!!
写真はほんの数枚だけ撮影させていただきました。
事前に撮影はしても良いのかお聞きしたところ、
お茶をいただくお部屋なら、お好きに撮影してもいいですよと…。
でも、さすがに一人でパチパチはできない(^^ゞ
せっかくの優雅な時間がもったいないですしねぇ~~。
外の花菖蒲田から旧秋元別邸を背景にパチリ。
残念ながら菖蒲田のお花は時期を過ごしたものが多かったです。
ふっくらとした豊かなお花♪
あぁ、なんとか花菖蒲にはぎりぎり間に合ったようで一安心でした。
花菖蒲お座敷鑑賞会は6月18日から20日まで、既に今年は終了しております。
2010年6月20日 館林市 旧秋元別邸にて
カメラ:RICHO GX100、Canon EOS Kiss Digital N