肉体から抜け出し
この世界から避難する事は
何一つ悪いことではない
恥ずべきことでもない
意識体の持っている自由である
しかし以下の点を注意してほしい
肉体を棄てるという事は
心の世界に参入する事である
自殺という儀式で肉体を棄てる時
あなたはどんな心だろうか
絶望に染まってはいないか
生きる虚しさに侵されてはいないか
肉体という外郭を棄て去れば
心が世界になる
実際には肉体に包まれている時でさえ
あなたの世界観は心によって作られている
外に見える世界はあなたの心そのものだ
肉体を棄て去ったからといって
それは全く変わる事はないのだ
自殺という儀式で肉体を棄てる時
人は絶望の世界に参入する
死ぬ前と変わらない生を送る
心が剥き出しになっている分
より鮮烈に体験することになる
要するに自殺という儀式は
絶望や失望や虚無感から抜け出すのには
役に立たないという事である
如何に死ぬかとは如何に生きるかと同じ事
自分を殺す前に
絶望を殺す必要がある
清々しい心でいる事は
死後の世界
即ち心の世界での平安を約束する
そのような心でいる者は
あえて自分から肉体を棄てたいとは思わないものだが
状況によっては有り得る
自らの肉体を差し出す事で
大切なものが守られる時であろう
光り輝く心で生命を捧げるならば
それはあなたの霊魂に傷を残さない
その心のままに
光り輝く世界に参入するだけである
暗い心で生命を棄てるならば
その心のままに
暗い世界に参入していく事になる
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