アメノミミ

降り始めの雨のようにポツポツと言葉が落ちてくるようになった。
時に雨となるその言葉を書きとめるブログ。

小さな星に住む君へ

2018年08月26日 22時04分08秒 | ミミノウタ
眠れぬ朝日は

心写さぬ哀しみがあるから

淋しさ話せる夕日を

探し歩いた

この庭を


いのちの種はどこから来るの

星の風に運ばれるの

時の海に揺られて届くの

渡り鳥の行く先にある

星の風の導く場所へ

青い星の白い砂漠へ行こう


名も知らぬ蛇が語る

この世界の秘密を

人知れず咲く花だけが聴く


星の風はどこから吹くの

時の海の向こうに見える

紅い鳥の羽ばたく翼が生むの?


名も知らぬ鳥が歌う

この世界の不思議は

明日も知らぬ人々の声に消される


名も知らぬ星に住む

夜空を旅した友よ

君だけを待つ花の元へ

帰るなら


旅立つ夜風は心の奥の静けさ写すから

さよなら伝えて

夕日さがし歩いたあの庭へ

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