心のチューニング

人は皆

己の中の最も高い部分と

照らし合わせて生きるべきだ

雑草

心に生えた雑草は

真実の心を覆い隠す

柱

あなたもまた

この世を支える柱である

心という道具

心というものは

真実なる自分とこの世との接点である

心という道具を駆使して事を為す

真実の自分が創造したものを

想像力と思考力により具現化し

感情というエネルギーを使って身体を動かし

この世に現わしめる行いを行為という

魂

原因体

精神体

感情体

肉体

各段階は上の次元体に忠実であること

それによって初めて真実なる自分がこの世に顕れ始める

肉体は感情を表現する器である

感情が苦しめば肉体も苦しむ

感情によっては肉体的な苦痛を伴う動きも致し方なきものである

それを表出しないことが病気へと繋がる

別の言い方をすれば感情的苦痛の表出が肉体的病である

感情体は精神体の作り出した青写真を実行力というエネルギーに変換し肉体に伝える機関である

全ての計画は真実の自分より発する

それを現実的な形に落とし込む役割が精神体にはある

何が必要か

いつ行うか

いかに行うか

それは感情体に反する場合も多い

もう少し眠っていたいけれど今やらなくてはいけないなど

感情体が精神体に従わないと様々な問題が起きる

よくあることは感情体が強い感情により波立ちすぎていて

精神体の命令および情報を受け取れなくなることである

この状態に陥ると感情体の波が静まるまでは

何も誰も干渉できなくなる

高次元のエネルギーは何も入ってこなくなり

人は悪い意味で獣となる

激しい怒り不安焦り悲しみ

そのような状態に陥ることの原因は

感情体をコントロールする責任を放棄している精神構造と

高次元体と精神体との繋がりが確立していないことによる

精神体が高次元と切り離されている人は絶対に安らぐことがない

常に孤軍奮闘しているようなものである

この在り方から感情体の激烈な運動が起きる

全てのものから見捨てられたと

例え勘違いであってもそう思い込めば本人にとっては真実である

その悲しみ怒り不安たるや感情体が千切れ跳ぶほどである

そしてそれを肉体が表現すれば暴力や破壊行為となる

今一つ感情体の問題で多いのは

感情体を無視しすぎたことによる無力化と心の傷である

心の傷は感情体の傷である

傷に触れると痛みで飛び上がることがあるように

感情体の傷に触れると衝撃が走り

その衝撃が精神体と肉体との橋渡しである感情体を一瞬麻痺させる

それによって肉体も動きが一瞬止まる

その直前までの流れが寸断されるため流れるような動作が不可能になる

訓練されていない大人が子供ほどリズミカルに動けないのは

この感情体の傷に原因があることが多い

子供でも感情体の傷が深い子供はリズムに乗ることが出来ない

感情体の傷はその傷となった出来事を反芻することにより消える

肉体が時間によって癒えるように

感情体は感情体の時間により癒えていく

感情体の時間とは感情的体験である

思い出さないよう努めることは感情と精神の時間を止めることと等しい

故に感情的痛みを伴っても思い出すに任せるが吉である

しかしこれは無暗にその感情を思い起こしくよくよしたり泣いて過ごすことを意味しない

浮かび上がってきたときにそれを押しとどめず

客観的に眺めることだ

またはそれと類似する体験が来た時に逃げずに立ち向かうことである

その時はあまり硬くならないよう努める

どのみちその傷が解消するまでは何度も現れるのだから

依然と違う道を選択するだけでよい

感情の傷は精神体から来ていることも多い

感情体と同時に精神体も傷ついたのだ

その場合は精神構造に損傷が出来るので非合理的な考えをしてしまうようになる

誰かに指摘されてもやめられない

論理的に分かっていてもどうしてもそれを実行できないようになる

この場合感情体の時間が過ぎても傷は消えない

精神体の時間を経過させる必要がある

トラウマを解消するために子供たちは自然と役割演技をする

攻撃する側に立ったり

それを助ける役割になったりして遊ぶ

大人たちはそんな不快な出来事で遊ぶのは辞めなさいと叱るが

それは精神体感情体の自然な治癒行為なのだ

経験を繰り返し多角的に眺める経験が精神体の時間を進める

輪廻転生し殺人者が今度は殺される立場に生まれ変わることも精神体の損傷を癒すためなのだ

ただしそのような事をしなくても現世で十分癒すことが出来る

精神体の傷は他者に攻撃を受けた時だけでなく他者を攻撃した時にも生まれる

精神体は高次元と繋がる機関である

高次元において全ては一つである

他者を傷つけることは自分を傷つけることである

他者を意図的に傷つける行為は精神体より高次元のボディを傷付け

精神体の傷が感情体に映るように

高次元の傷が精神体に映るのである

肉体が感情を表現し

感情が精神を表現するように

精神は原因体の良きアイディア想像物を具体的な形にする

原因体は魂の欲求を体験しているイメージを受け取る

真実の自分は喜びである

悦びの太陽でありそこから迸った火花をキャッチするのが原因体である

そこに含まれているエネルギーを解析してその素晴らしい体験を観る

感じ取った体験は素晴らしすぎて求めずにはいられない

そしてそれを獲るために精神がプランを練る

感情が働き肉体を動かし

現実に体験する

各段階がクリアであること

上の次元の命令に忠実であることが大切である

自分の上にも自分がいることを知っていれば暴走することはない

各身体がどの段階であっても自分がボスであると勘違いをすると

真実の自分から切り離され

幻想に狂奔することになる

文明

私たちのすべきことは

文明を否定することでは断じてない

どんな犠牲があったにせよ

創り上げたこの文明を活かすことにある

今を打破するには

今あるものを完全に活用しきることだ

そうすることが全ての犠牲を弔うことにもなる