株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は「maki×maki」のオーナー岡本匡弘さんへのインタビューを踏まえて、当社の理念として大切にしているコラボレーションの価値についてお話しました。
コラボレートする上では想いを共にする人とのつながりが大切になりますが、今回は財閥の歴史からこのことについて考えてみたいと思います。
日本でよく知られる三菱、三井などの財閥は、明治の頃から近代日本の発展を支えてきました。
戦後は財閥解体を経験しながらも再度グループが結集し、現在でも私たちの生活に関わる多くの事業を展開しています。
解体の混乱期を経ながらも明治時代から今に至るまで歴史が受け継がれており、製造、不動産、金融、商業、ITなど幅広い分野で私たちの日常に浸透してきた経緯は、経営者として学ぶところが多いと感じます。
日本で誕生した財閥がこのように発展してきたのには様々な要因があると思いますが、今回は大きく3点取り上げてみたいと思います。
1点目は、社会の基盤となるインフラを構築する事業に多く取り組んできたこと。
人々の生活を支えるような事業に携わるということは、それだけ多くの人に価値を提供しているということであり、結果として事業の発展につながったと言えるでしょう。
2点目は、志を共にする者同士で一体となって協同してきたこと。
戦後の財閥解体を経ても、各社が共通の理念のもとで、時に連携しながら事業活動を行ってきたことは、グループの再結集から現在に至るまでの発展において重要なポイントと言えると思います。
3点目は、社会の発展に貢献する存在として発信してきたこと。
よい製品を世に送り出すことはもとより、社会に貢献するグループとしての活動を国内外に発信することで、多くの人に支持される存在となってきたのも大切な要素と言えるのではないでしょうか。
このような日本の財閥の発展から考えてみても、想いを共にする者同士で協力し合い、取り組みについて発信していくことは、長きにわたって社会に貢献する事業を行っていく上で大切だと感じます。
また、「maki×maki」のオーナー岡本匡弘さんとの対談でも伺った通り、人と人とがコラボレートすることや取り組みを価値づけして発信していく動きは、現代社会においてさらに求められていると言えます。
当社はコラボレートにより相乗効果を生み、社会に貢献していくことを理念として掲げており、 今後もこうした取り組みについて発信していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。