株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】「世界海洋デー」から考える、サスティナブルな日本の食文化のためにできること

2022-06-09 21:26:42 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は5月30日の「ごみゼロの日」に関連して、世界的なクリーンアップ運動の取り組みについてご紹介しました。

その際も言及しました通り、5月30日の「ごみゼロの日」のほか、 6月5日の「環境の日」、6月8日の「世界海洋デー」と環境問題について考える記念日が続くこの期間には、 各自治体や企業、民間団体等において様々な取り組みが行われています。

今回は「世界海洋デー」にちなんだある調査から、サステナビリティに関する取り組みについて考えてみたいと思います。

SDGsの目標の1つに「海の豊かさを守ろう」という項目があることをご存知の方は、少なくないかと思います。

このことに関連して、国際的な非営利団体MSC(Marine Stewardship Council = 海洋管理協議会)の日本事務所であるMSCジャパンは、 6月8日の「世界海洋デー」に向けて、水産資源に関する意識調査を実施しました。

全国20代~60代の男女1,000人を対象に行われた本調査の結果、 水産資源が危機的な状況にあることを認識していながらも、未来の水産資源に対する危機意識が低いことが判明したそうです。

調査によれば、昨今の社会状況の変化によりサステナビリティへの意識が高まっている人は約7割、 魚の獲りすぎ等により天然の魚が減ってきている事実を知っている人も約8割いる状況。

一方、近い未来に身近な魚が食べられなくなるかもしれないと考える人は約2割にとどまっています。

また、サスティナブルな生活をしたいと考える人は約6割ですが、実践できている人は4割未満だそうです。

持続可能な水産資源のあり方に、日常生活の中でどう貢献していけばよいのだろう?と思う人も少なくないかもしれません。

この点に関して、MSCは「海のエコラベル」という取り組みを通じて、サスティナブルな漁業のあり方を提案しています。

MSC「海のエコラベル」は、水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物に付与されるもの。

このラベルが付いた魚を選ぶことは、持続可能な漁業に取り組む漁業者を応援し、海の豊かさを守ることにつながるのです。

当社も「地球×人ー未来に続く豊かさを」を理念に掲げており、 日常生活における選択を通じて、私たちのより上質なライフスタイルと、将来に渡る地球環境の豊かさにつながるあり方を提案しています。

MSCの調査や「海のエコラベル」の取り組みは、環境課題に関する意識を高め、消費行動の選択をよりよいものにしていくという点で、当社の理念と共通するものを感じました。

今後も、私たちの身近な場面でのSDGsに関する取り組みについて発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。