株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、富山県を拠点とされている前田薬品工業株式会社の取締役役員、大久保功一様とのトークイベントについて書かせていただきました。
大久保様は、SDGsは目的ではなく手段とお話されており、 Taromaの取り組みを通じて、地元富山の豊かな自然を将来に残しながら、人々の心身の健康や生活の豊かさを目指していらっしゃいました。
前田薬品工業株式会社天然国産アロマブランドであるTaromaの発足は、 前田社長ご自身が、心身の不調により起き上がることもできなくなった状態から、アロマの香りに触れたりハーブティーを飲んだりしたことで改善できたというご経験がきっかけだったということです。
アロマテラピーやハーブなど、植物の力を利用して体や心の不調を回復させることを目的とした植物活用法をフィトテラピーといい、日本では「植物療法」とも呼ばれています。
精油(エッセンシャルオイル)を活用し、植物の香り(アロマ)によって心身のトラブルを穏やかに回復して健康や美容に役立てるのが、アロマテラピーです。
一般的に料理の味付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されるハーブも、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物とされています。
日本では、アロマは「雑貨」、ハーブは「食品」と分類されますが、フランスやイギリスなどヨーロッパでは医師が処方するなど医療用として用いられたり、薬局で処方されているケースも。
自然のものを取り入れてセルフメディケーションに活かすことができるとされ、予防医学の観点から話題を集めているフィトテラピー。
その一方で、フィトテラピーで用いられるアロマやハーブが、SDGsにも密接に関係していることでも着目されています。
植物の恵みを受けるためには、自然環境の保全、豊かな生態系の維持が欠かせません。
アロマやハーブについて知ること、活用することによって、地球に優しい行動を選択することにつながるのです。 SDGsの17の目標でいうと「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさも守ろう」などに当てはまります。
同時に、生産消費の持続可能性から「12.つくる責任、つかう責任」。 前田薬品工業株式会社のように廃棄されるはずの資源をアップサイクルすることができれば、より大きな推進力となるでしょう。
さらに、医療にも役立て、人々の健康で豊かな生活を支えるという観点で「3.すべての人に健康と福祉を」にも深く関わってきます。私たちの生活は、有害な化学物質や、 大気・水・土壌の汚染が原因で起こる死亡や病気と隣り合わせにあります。
当社のオーガニックショップで扱う、アロマを含む日用品は、 無添加やノンケミカルなものにこだわり、安心して日々の健やかな生活に取り入れていただきたいという願いをこめて取り揃えています。
体にも地球にも優しい選択を、ぜひ日常に取り入れていただけたら幸いです。
今後も、皆さまの豊かな生活のお手伝いができるよう、当社の理念に則って事業展開していきます。
引き続きよろしくお願いします。