株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、当社の飲食店BISTRO CHURAのメンバーと沖縄研修旅行に行った体験も踏まえて、沖縄料理がサスティナブルなあり方を大切にしていることについてお話ししました。
また私自身、恩納村にて沖縄ダイビングサービス『Lagoon』のサンゴの植え付けダイビングに参加いたしました。
恩納村は「サンゴのむらづくりに向けた行動計画」を2017年に策定、2018年には"世界一サンゴにやさしい村"として「サンゴの村宣言」を出しました。
さらに2019年には内閣府よりSDGs未来都市の選定も受けながら、サンゴと人にやさしい村づくりに取り組み、唯一サンゴの植え付けに成功した場所です。
恩納村でサンゴの保全活動が盛んになったきっかけは、1990年代後半にサンゴの白化現象が発生したことでした。
サンゴの衰退は沖縄の生物多様性の喪失につながるのみならず、漁業にも悪影響があると言われています。
沖縄研修旅行で訪れた飲食店にも多様な魚料理があったことを思い起こすと、
サンゴの生育は沖縄の豊かな自然と同時に食文化を守ることにもつながると言えるでしょう。
サンゴは生育に必要な自然条件が複数あり、育つのに数十年の歳月がかかるとても繊細な生物。
継続的に息長く取り組んでいくことが重要です。
今回サンゴの植え付けダイビングに参加したLagoonは「子や孫の世代まで、美ら海を残したい」という想いで、1999年から沖縄恩納村でサンゴの養殖をはじめたダイビングショップ。
当社の飲食店も、沖縄料理の魅力を発信しながら、SDGsに貢献することを大切にしており、
こうした想いに共感し植え付けダイビングに参加いたしました。
この度のサンゴの植え付けダイビングを通じて、少しでも沖縄の豊かな自然や文化を次世代に引き継ぐことにつながっていれば幸いです。
今後も当社の経営理念に則り、飲食店経営や様々な活動を通じてサスティナブルな社会の実現に貢献してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考
https://sdgs.ocvb.or.jp/?initiatives=onna