株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は農林水産業の六次産業化についてお話しし、 農林漁業者による加工・販売への進出により、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みをご紹介しました。
今回は、とある製薬会社の取り組みから健康とウェルビーイングについてお話しします。
近年セルフメディケーションの取り組みが広まりつつあることは、以前の記事でご紹介させていただいた通りです。
また先月開催しました、タスクデンタルオフィスの高木翼院長とのコラボレートワークショップにおいても、 歯の健康を長く保つには、定期的なプロの歯科医によるメンテナンスと、自宅での予防行為が重要だとお話しいただき、 予防医学の考え方がオーラルケアにおいても大切であることを感じました。
自己の健康管理や医療費の適正化等の観点からセルフメディケーションが注目される中、 ロート製薬は心身ともに健康なウェルビーイングのあり方を大切にした取り組みを進めています。
同社は2019年に、2030年に向けた経営ビジョン「コネクト フォー ウェルビーイング」を発表し、 一人ひとりの身体、心、そして社会を健康にしていくための価値を提供することをビジョンに掲げてきました。
人生100年時代に一人ひとりが長きにわたって心身ともにいきいきと過ごせるよう、 ヘルスケアに対する意識の向上や、自分自身で健康を守るセルフメディケーションのサポートにおける価値提供を通じて、社会全体のウェルビーイングを実現することを目指しています。
また、社員自身の働き方や健康づくりを通じたウェルビーイングを大切にしているのも注目されるポイント。
「社外チャレンジワーク」「社内ダブルジョブ」制度をはじめとした、社員自身の主体的な取り組みにより成長する機会の充実や、 育休・産休などのライフステージに関係なく働き続けやすい環境など、 多様な社員が多様な成長をしていく働き方をサポートしています。
さらに健康を提案する会社として、社員の健康づくりにも積極的に取り組んでおり、 自らの健康に向き合いながら、お客さまや社会への具体的な取り組みを考える環境を充実させることで、社員自身と社会の双方のウェルビーイング実現に貢献していると言えるでしょう。
人生100年時代と言われる中、心身の健康な状態を保ち、個人と社会のウェルビーイングを実現することが今まで以上に求められるようになってきました。
セルフメディケーションは単に身体の健康を保つにとどまらず、 健康管理の習慣がつくことでより一人ひとりの望む人生を実現することにつながる、医療費の適正化につながるといった深い意義を持つもの。
個々人が心身ともに健康で充実した生活を送り、将来世代に渡って持続可能な社会を形成する上で欠かせないものです。
当社も、健康的なライフスタイルを提案し、将来に渡って私たち自身も社会も豊かなあり方を実現するという理念に基づき、今後も情報を発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考