株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、サスティナブルな社会の実現に資するアップサイクルについてご紹介しました。
ごみとして捨てられているものも、アップグレードして作りかえることでさらに価値あるものとして生まれ変わり、SDGsの目標達成につながります。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。
毎年9月後半の国連総会が開催されるこの時期は、SDGs週間として日本でも全国各地で様々な自治体、企業、団体等がSDGsに関するイベントが行われます。
中でも沖縄では、『HAPPY EARTH FESTA|GLOBAL GOALS WEEK』という国内最大級のイベントが2年連続で開催されています。
SDGsの意識を高め、行動につなげるため、多くの自治体、企業、異なる業界で活躍する幅広い世代の方々とコラボレートしながら、SDGs週間に合わせて様々な企画を行っています。
このイベントの目的は、 ・すべての人へのSDGs認知、意識を高め行動を起こすきっかけを共創すること ・幸せな未来を共創するチェンジメーカーを育成すること ・持続可能なソーシャルビジネスを創出し、新たな雇用の創出、幸せな地域づくりを共創する というもの。
『HAPPY EARTH FESTA』の企画には、生物多様性やサスティナブルツーリズムに関するものから、企業と社会のあり方、お金と幸せに関するZ世代向けの金融講座まで、様々な内容が含まれています。
SDGsというと、日常的にはごみの削減や、環境にやさしい素材への切り替えといった環境問題への取り組みのイメージが強いかもしれません。
健全な企業活動と個人の働きがい、心身の健康の実現の両立など、人間らしい生き方や自己実現の観点も重要なものです。
環境問題はもちろん、働き方や金融などの経済面やウェルビーイングなあり方といった、SDGsの17の目標に多様なアプローチをしている点は注目されます。
サンゴを代表とする日本においては特異な自然環境や、アジアと日本の貿易の中継地として発展してきた歴史などの多様さを持つ沖縄から、 こうしたメッセージが発せられるのは意義深いことと言えるでしょう。
当社の3つの理念においても、地球環境と私たちのライフスタイルの向上、事業を通した社会貢献、コラボレートによる新たな価値創出などを重要と考えています。
今後もSDGsの多様な目標の達成に事業を通じて取り組み、サスティナブルな社会の実現に関連する情報を発信していきます。
引き続きよろしくお願いします。