株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、「Bistro Avanti」のシェフ金子高也さんとのトークイベントを通して感じたことについてお話しました。
金子さんのご自身の取り組みにかける想いから、地産地消、食を通じたコラボレートまで様々な可能性を感じ、 各業界で想いを持って活動をされている方たちとのコラボレートに邁進していきたいという想いを新たにしたところです。
そして当社は7月10日(日)に、歯科医院タスクデンタルオフィスの高木翼院長とのコラボレーションワークショップを開催いたしました。
ワークショップでは高木院長から「笑顔溢れるサスティナブルオーラルケア」をテーマにご講義いただき、生涯に渡って健康な歯をつくっていく上で大切なポイントについてお話いただきました。
参加者の皆様からも下記のような感想を伺い、 健康に関心を寄せる多くの方にオーラルケアに関する情報をお届けする一助になったことを大変嬉しく感じております。
・歯のことについて考えるきっかけになりました。 歯は非常に身近な問題なのに意外と学ぶ機会がなく、改めて歯について学べた時間でした。
・歯医者が身近な存在に感じました。 完璧を求めずにできることをやっていくことが良いと学びました。
・子どもの話の予防について知りたいことが知れて良かったです。
今回の記事では、「そもそもなぜオーラルケアが大切なのか?」という話から、 この度のコラボレーションワークショップ開催にあたっての想い、高木院長のご講義から学んだことについてご紹介していきます。
◇なぜオーラルケアは大切なのか?
「歯の健康は大事。オーラルケアをしっかりしましょう」という話は、日頃からよく耳にするところです。
一方で、「大切だとはわかってはいるけれど面倒に感じてしまう」「歯医者さんに行くのはなんとなく億劫」という方も少なくないかもしれません。
しかしオーラルケアには、単に歯をきれいに保つだけにとどまらない重要な要素があります。
実は、生活習慣病の中に歯周病があるということをご存知でしょうか?
たかが歯周病と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
・歯周病原因菌などの細菌感染が動脈硬化の一因になっている ・歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易い ・歯周病は糖尿病と相互に影響を与えている
などと言われており、他の様々な重大な疾病につながりうるリスクを有していることがわかってきています。
歯の健康を保つことは、生涯に渡る全身の健康の増進にもつながる大切なものと言えるでしょう。
◇今回のワークショップ開催にあたって
タスクデンタルオフィスでは、子どもから大人まで幅広い世代の方の歯の健康をサポートされており、「子どものむし歯ゼロを目指す歯医者さん」として小児歯科にも力を注いでいらっしゃいます。
高木院長にワークショップ以前にお話を伺った際、 歯医者に対するどこか近づきにくいイメージを払拭したい、 歯に関する正しい知識をより多くの方に届けることで健康をサポートしたい、 という熱い想いを持ってお仕事をされているのを感じました。
一方で、健康への関心を寄せる多くの方とお話する中で、 「オーラルケアは大事とわかってはいるけれど、実際のところ何をしたらよいのかよくわからない」 「自分の歯の健康について気になるけれど、現時点では困っているわけでもなく歯医者さんにいくのはどこか億劫」 このように思っている方が少なくないことを知りました。
歯の健康に関する正しい知識を届けたいという高木院長の想いと、 そうした知識を身につけ健康を保ちたいという多くの方の気持ちを結びたい。
このような考えから今回のワークショップ開催に至りました。
◇高木院長のご講義を通して学んだこと
今回のワークショップでは、日々のオーラルケアに関する様々な知識から、具体的な治療法まで多岐にわたってお話いただきました。
その中で特に印象的だったお話が2つあります。
1つめは、長く歯の健康を保つには、プロの歯科医によるメンテナンスと、自宅での予防行為のいずれも大切だということ。
歯医者さんというと、虫歯とか何か困ることが起きてからいくところ、と消極的に考えている方も少なくないかと思います。
一方で高木院長はご講義の中で、何かが起きてからではなく、普段から定期的にプロの歯科医のメンテナンスを受けることが、歯の健康を長く保っていく上で大切だとお話しくださいました。
定期的に歯医者さんのメンテナンスを受けながら、自宅での予防行為を行うことが大切です。
近年よく耳にする予防医学の考え方と重なるものがあるのかもしれませんね。
もう1点印象に残ったお話は、自宅でのケアを全て完璧にせねばと思いつめすぎず、できるところから予防行為に努めることが大事だということ。
いろんなアイテムを駆使してあらゆる箇所を完璧にきれいにしよう、というのは理想論としては正しいのはわかっていても、 実際そうはなかなかいかないという方もいらっしゃるかと思います。
高木院長はそんな私たちの本音に寄り添いながら、日常生活で取り入れられる対策についてお話しくださいました。
例えば、水、お茶以外のものを摂取する回数を抑えたり、フッ素を使ったケアを取り入れたりといった対策は、自宅でできる有効な予防行為です。
また子どもの歯磨きについても、毎日全部の箇所を完璧にしようとしなくても、 日ごとに集中して磨く場所を変えながらケアしていくなど、無理なく続けられるあり方を提案いただきました。
自宅での予防行為は毎日行うものだからこそ、持続可能な形で行なっていくことが大切ということを学んだように思います。
◇最後に
今回のワークショップを通じて、歯の健康に関する知識を身につけたいという思いを持つ参加者の皆様が、 日常的に実践できるケアの手法や無理なく続ける上でのポイントを知る機会になったという感想を伺っています。
オーラルケアに関する知識を広めることで、より多くの人の健康に貢献したいという高木院長の想いを、 当社なりに少しでも後押しできたことを嬉しく思いました。
当社の理念として大切にしていることは、私たちの健康的で持続可能なライフスタイルを提案すること、 コラボレートを通じて新たな価値を生み出すことです。
タスクデンタルオフィスの取り組みを見てもわかるように、 各界のプロフェッショナルの方には、よりよい情報を人々に届けたり、ご自身の知見を活かして社会に貢献したいと願う方が多くいらっしゃるのを感じます。
当社は今後も、様々な分野で活躍されている方々とコラボレートし、ワークショップやトークイベント等を通じて、健康的で持続可能なライフスタイルに関する情報を発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考