こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
サスティナブルな取り組みをしている企業を紹介してきましたが、ヘアサロンにおけるサスティナブル=地球にやさしい成分の商品を取り扱う、と考える方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中、商品だけでなく「人」に焦点を当てたサスティナブルな取り組みをすることで、SDGsの達成に尽力しているヘアサロンがあります。
それが、国内外で35店舗を構えるヘアサロンLond(ロンド)です。
もともと専門学校のクラスメイト6人で共同代表として立ち上げ、今年で9年目になる株式会社ロンド。「スタッフファーストの経営」、つまり人が辞めない組織作りに注力し続けています。
経営理念は「Love Life Luxe 愛を持ってより素晴らしい人生をより豊かに」。従業員の幸福を追求する事を経営の軸とし、利益の最大化・ステークホルダーの幸福の最大限の追求を通して、夢を与え続けることを目指しています。
離職率の高さがヘアサロン業界に共通する課題となっていますが、美容師の経済的な豊かさや仕事に対するやりがい・誇り、そして美容師のサスティナビリティに向き合いながら、それらの課題を解決し、人を大切にする業界に変革させたい、という想いが根源にあるのです。
実際に離職率を下げることにも成功しており、なんと創業から5年間正社員の離職率ゼロを実現。2021年にはスタイリストの平均給与が900万円という実績も作りました。(スタイリストの平均年収:351万円)
雑誌に取り上げられたり、経営者セミナーに呼ばれたり、経営本を出版したりと世間からも注目され続けています。
そんな成功の秘訣は、お客様に支持される美容師を育成するための時代に合わせた教育プログラムと、多様なキャリアパスにあるように感じます。
■Londの教育プログラム
他のサロンと異なり、カラー・パーマのレッスンと並行してカットも入社当初から行うため、通常より1年ほど早くデビューできる仕組みとなっています。
さらに勤務日を利用して終日レッスンするアカデミー制度を設けることでさらに教育力をアップさせ、他のサロンよりも早くスタイリストデビューすることができるのです。
参照:https://www.lond.jp/recruit/
その他にも、SNS映えする作品のつくり方や写真の撮り方、編集方法も教育してくれることで、SNSでの自己ブランディングのサポートを会社の仕組みとして整えています。
集客のため、コンテストのためなど一人ひとりのニーズに合わせた教育内容が用意されています。
■キャリアパス
「現場でサロンワークをしたい!」「サロンワークよりも全体を管理する業務を行いたい!」「将来は自分のお店を持ちたい!」など、人によって思い描くキャリアはそれぞれです。
Londでは、そんな一人ひとりの夢に一番近い方法を叶えるべく、現在はない役職やキャリアプランまでつくっています。型にはまらず「やりたい事はやらせてみる!やって駄目なら考えよう!」がLondのモットーなのだそうです。
<キャリアパスの一例>
・エグゼクティブスタイリスト:売上に応じて予約枠数の上限が増やすことができ、2022年12月にはスタイリスト最高総売り上げ789万円を記録したプレイヤーもいたとのこと。
・店長:サロンワーク以外に、所属店舗の管理をします。
・直営店代表制度:Lond直営店の代表業務を担います。
・FCオーナー制度:Lond groupの一員として自分で会社を立ち上げサロン出店を行います。代表や経営幹部が最大限のサポートをしてくれる場も整っています。
・その他:スタッフの夢を叶えるためには美容事業以外のことも始めます。2019年には着物事業をスタートしました。
参照:https://www.lond.jp/recruit/
もちろんサスティナブルなのは「人」に対してだけではありません。
動物性の原料が含まれていない、英ヴィーガン認証を取得したシャンプー「リランス」の開発をして、畜産と地球の問題について考える機会の提供、
4Lの量り売りリフィルが一つ売れる度に児童養護施設の子どもにシャンプー1本を届けるプロジェクトの発足、
児童養護施設でボランティアカットやヘアドネーションを行う等、様々な取り組みをしています。
また、ヘアサロンのすべての席にサスティナブルマガジンを置くことで、お客様とも自然にサスティナブルの話ができて興味を持ってもらう仕組み作りもしています。
「Lond」の創業前から抱いていたという「自分が豊かでなければ、心から人を幸せにできないのではないか?」という想い。
私たち株式会社ANの代表取締役社長である向山かおりも、「社会に貢献するためにはまずは自分自身が望むものを叶えること」とよく話しています。
自分自身が豊かでいるからこそ、経済的・時間的・精神的な余裕ができ、周囲に全力で貢献することができるんだそうです。
「地球×人」「事業×人」「人×人」をミッションに掲げる株式会社ANも、地球に、社会にこれからも貢献し続けます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。