こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
4月は出会いと別れの春。
みなさんの周りでも、異動や転職など変化があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
弊社・株式会社ANが運営するヘアサロンでも、3月末に一人のスタイリストが退職しました。
理由は、業務を頑張ってきた故の腱鞘炎。
資格の学校に通い実技の練習も重ねるなど、自身のスキルアップのために日々頑張っていた彼女ですが、腱鞘炎が悪化した結果、美容師を続けることができなくなってしまいました。
一般的に美容師の仕事は、シャンプーやカラーリング、マッサージなどで指や手首を酷使して腱鞘炎になることが多く、またカットでは腕から手先までを細かく使うため、手首痛といった症状が出て、退職される方も少なくないそうです。
美容師のような手に職をつける仕事は、需要がある限り職に困らない一方で、自分が健康で働けることが必須で、身体を壊してしまうと働くことができないという難しさがあります。
自分の意思とは関係なく急に働けなくなったり、大好きな仕事を離れなければならないのは可能な限り避けたいことですよね。
そんな中、25年以上前にP.F.ドラッカーが提唱した「パラレルキャリア」という言葉をご存知でしょうか。
参照:https://www.amazon.co.jp/dp/B0084066BA/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_8ZWGBP1HX7FSYJPX02CA
この言葉は、株式会社ANでも推奨している考え方ですが、ドラッカーの著書『明日を支配するもの』にて「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」と定義されています。
自分が取り組んでいる複数の仕事に、本業と同様の気持ちで向き合っていくという意味を持つため「副業」ではなく「複業」と言い表されることもあり、弊社代表取締役社長の向山かおりが大事にしているビジョンの一つでもあります。
またパラレルキャリアの本質は、人生を豊かにするためのものであったり、自己実現につながるものなので、自分の好きなことや興味のある分野でパラレルキャリアを築くことが多い点からも、お金を得ることが目的である副業とは異なると考えられています。
人生100年時代と言われる昨今、定年退職の年齢が引きあがる一方で、企業の平均寿命は20年程度とも言われ終身雇用という考え方がなくなってきました。
そんな不安定な時代だからこそ、自分の力で安定を勝ち取るためにも、株式会社ANではパラレルキャリアを推奨しています。そして一つのスキルに固執せずあらゆる業界で活躍する人を育て、輩出することもビジョンの一つとしています。
パラレルキャリアは、現在の職業関係なく、誰でも築くことができるキャリアです。
一度きりの人生だからこそ、最大限望み、様々な選択肢を持って全力で努力し続けることで、私自身も自分の人生を理想のものになるようデザインしていきたいと考えています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。