AN Co.,Ltd. HairSalon PR Staff Blog

株式会社AN美容室広報スタッフです!五反田にあるラグジュアリーな当社のプライベートサロンや美容情報などお届けします!

【株式会社ANヘアサロンの社会活動】ヘアドネーション希望のお客様が来店されました

2022-08-19 16:20:28 | 日記

こんにちは。

株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。

 

先日のブログでヘアドネーションについてご紹介しました。

【美容業界の社会活動】髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?

【美容業界の社会活動】髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?②

 

ヘアドネーションは、病気や怪我で髪の毛がなくなってしまった子どもたちに医療用ウィッグを届けるために、髪の毛を無償提供する社会活動です。

偶然なことにブログをアップしたタイミングで、当社のヘアサロンにドネーションカットを希望されるお客様がご来店されました!

 

ヘアドネーションというと髪の毛の長い女性がするものというイメージを持たれてる方もいらっしゃるかもしれません。

ヘアドネーションは髪質に大きな制限がありませんので、性別や年齢、国籍も関係なくだれもが参加できる社会活動です。

実際、今回ご来店されたのは、海外出身の男性のお客様でした。

お客様はヘアドネーションを知り、髪の毛を寄付しようと決めてから、5年以上髪の毛を伸ばし続けていたそうです。

この度いよいよ希望する長さになったので、ドネーションカットをしてもらえるヘアサロンを探していたとのこと。

数あるヘアサロンの中で当社を選んでいただいたことは大変光栄であり、誠意を込めてカットさせていただきました!

ドネーションカットには、質の高い髪の毛を無駄なく届けるために決められたカット方法があります。

今回も画像のようにきちんといくつかの束に分けて縛り、手順に従った施術を行いました。

以前ご紹介しましたが、長い髪の毛を保つことで日常生活に様々な労力がかかってきます。

トイレやお風呂が大変になったり、手入れに時間とお金がかかったり、、、

決めた長さまで髪の毛を伸ばすことは、よほど強い意志を持っていないとできないことだと思います。

 

カットが終わった後、長年の努力の集大成を手にして、素敵な笑顔を浮かべていらっしゃいました。

これが子どもたちの役に立つと考えると、カットしたこちらも楽しみになります。

人の想いが子どもたちの手元に届くプロセスに関わることで、自分の行動が地球の未来のために良い影響を与えているか、もっとできることがあるのではないかと考えさせられる良い機会になりました。

これからも株式会社ANでは、だれもが生き生きと過ごせる環境を提供できるよう、お客様のどのようなニーズにも寄り添えるヘアサロンを目指していきます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回もお楽しみに。


【美容業界のSDGs】自宅にヘアサロンがやって来る!SDGsから見る訪問美容の役割

2022-08-15 18:45:18 | 日記

こんにちは。

株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。

 

新型コロナウイルスの感染拡大とともに、社会のあらゆる場面で大きな変化が生まれました。

サービス業の消費形態にも変化があり、最近では訪問販売や移動販売の需要が高まっているようです。

東京都のデータによると、営業許可を得た移動販売車の数は10年前より倍増。

以前は焼きそばやクレープなど、簡単に作れるファストフードをはじめとする食品が多かったのですが、今やそのサービスは多種多様となり、その場で本格的な調理をするキッチンカーや、マッサージ、アパレルなどの移動販売も登場していると聞きます。

その範囲はヘアサロンにも広がっており、美容販売車や訪問美容のサービスを受けられる機会が増えました。

ヘアサロンは、キレイになりたい方が自分からお店に出向いていくのがこれまでの常識でした。

しかし、自分の足でヘアサロンに行きたくても行けない方、カット台からシャンプー台まで行き来することが不自由な方もいらっしゃいます。

闘病中で外出ができない方、自力での歩行が難しい方、普段と異なる環境に長時間身をおいていることが難しい精神疾患の方などです。

訪問美容は、このような特別な事情がある方を対象に認められているサービスになります。

ヘアサロンに行くことを諦めてしまった方も、身体に負担をかけずおしゃれを楽しめるよう、お店がお客様の元へ行くという新しいかたちのヘアサロン事業があります。

近年では障害者などの雇用促進が進み、移動が難しい方も平等に仕事ができるよう在宅で仕事ができたり、精神的負担をかけないよう映像無しで声のみで会議に参加できたりと、様々な工夫がなされています。

出社となると、身体の不自由な方がご自身で準備するには時間がかかってしまう場合が多いと思います。

身だしなみにかける時間がなくなる在宅勤務は、負担を軽減することに繋がっています。

しかしながら、どうしても外出や顔出しが必要になった場合、キレイでいたいと思っていても、日常生活でそれが容易でない場合もあります。

このような場合にヘアサロンが自宅に来てくれるようになれば、キレイになって自信が持てたり、気分転換ができるサポートができたり、仕事へのモチベーションアップの力にもなるでしょう。

訪問美容は、病気や寝たきりの状態のお客様のみに限らず、小さいお子様の世話や自宅介護で家から出られない方などにも需要が広がっており、さらなるサービス展開が期待できそうです。

これは、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」、8「働きがいも経済成長も」の達成にも近づく可能性があります。

「髪をキレイにするにはヘアサロンに行かなくてはならない」以外の選択肢をつくる環境づくりは大切なことだと思います。

世の中の様々な人が選択肢を増やせるようまずは環境づくり、活動推進から実施していきます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回もお楽しみに。


【美容業界の社会活動】髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?②

2022-08-08 18:39:40 | 日記

こんにちは。

株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。

 

先週のブログでは、美容業界ができる社会活動とは?というテーマでヘアドネーションをご紹介しました。

↓過去のブログはこちら

【美容業界の社会活動】髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?

 

ヘアドネーションは髪質などに制限がなく、老若男女だれでも参加できる社会活動です。

しかし、正しい寄付方法にはいくつかの注意点があります。

参考:https://www.jhdac.org/hair.html

 

◆寄付する髪の毛の長さ

基本的には31cm以上の長さが必要です。

なぜならば、寄付した長さをそのままウィッグにできるのではなく、髪の毛を半分に折り返してウィッグの地肌となる生地に植え付けるため、実際は半分の長さになってしまうからです。

31〜50cmの長さの髪の毛は医療用フルウィッグのショートヘア、ボブスタイルの素材として使用されます。

ロングヘアのウィッグの素材として使用するには、51cm以上の長さが理想的です。

需要としては一番多いですが、供給は一番少ないのが現状です。

◆特殊なカット方法

髪の毛の切り方も、ただ長く切れば良いというわけではありません。

基本的には以下の3ステップで共通しているようです。

 

①完全に乾いた状態の髪を、5~8束(バラバラにならない量)に分けて輪ゴムでしっかりとめる

②輪ゴムでとめた部分より1~2cm上からカット

③カットした髪の束を、個人ごとにさらに一束にまとめる

 

ここまで細かくカット方法が決められている理由は、製造の段階で仕分けなど無駄な手間を省くことに加え、他の人の髪と混ぜないことでより自然な仕上がりでお届けすることへのこだわりがあるからです。

手間がかかるカットだと思うかもしれませんが、カットした髪の毛がどのように子どもたちの手元に届くかまでの気遣いまで考えることができたら素敵ですね。

 

◆ヘアサロン・美容師の協力

すべてのヘアサロンや美容師が、ドネーションカットの手順や注意点を正しく把握しているとは限らないようです。

マニュアルに従えば自宅でもできるそうですが、より良いものが寄付できて子どもたちに喜んでもらえるよう、事前にお互い準備をしていたほうが良いでしょう。

通常より作業手順が増えることで、追加のカット代がかかるヘアサロンもあるようなので、合わせて確認しておくと良いですね。

また、寄付のため髪の毛をばっさりカットしてしまうため、カット後の仕上がりにどうしても選択肢がなくなってしまうということも。

カット後のイメージもすり合わせておくと、せっかく寄付したのに自分のヘアスタイルは不満、、、なんてトラブルが防げます。

1つの医療用ウィッグをつくるためには30〜50人のドナーが必要と言われており、ニーズはあるものの生産がなかなか追いつかず、申請してから手元に届くまで一定の時間がかかってしまうのが現状です。

また、基準の31cmの長さに到達するまで最低でも3年、女の子に需要の高いロングヘアウィッグ用の51cmに到達するには約6年もの期間、髪の毛を伸ばし続けなければなりません。

髪が長くなればなるほど手入れが大変になったり、生活が不自由になったりで、ある程度の長さになったら切ってしまう人が大半だそう。

寄付できる長さまで髪の毛を伸ばし続けることは、ヘアドネーションに貢献しようと決めて継続する強い意志がないとできないものであり、多くの人の協力も必要になってきます。

せっかくきれいに伸ばした髪を社会に役立てるためにカットするのですから、提供するドナー、カットするヘアサロンがヘアドネーションについて正しく理解し、無駄なく子どもたちの手元に届くようにしていきたいですね。

 

当社ヘアサロンでもヘアドネーションをはじめとする社会活動について正しく知り、社会の役に立ちたいと考えている人やヘアサロンを応援できるよう、情報を発信していきます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回もお楽しみに。


【美容業界の社会活動】髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?

2022-08-01 18:39:40 | 日記

こんにちは。

株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。

 

突然ですが“ヘアドネーション”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)+ドネーション(寄付)を組み合わせた言葉であり、髪の毛を寄付することによって、人毛100%のウィッグを製作し、病気などでウィッグを必要とする子どもたちに無償提供する活動のことです。

NPO法人や企業など様々な団体がこの活動に参加し、徐々に広まりつつある、美容業界の社会活動の1つとなっています。

ヘアドネーションに参加するには、理解のあるヘアサロンにてある程度の長さをまとめて貰う必要があります。

提供する髪の毛はカラーリング・パーマした状態でも可能であり、年齢や国籍、性別も問いません。

どのような髪の毛でも自然になじむように、統一感のある髪色、髪質に処理されるので、極端なダメージがない限り、受け付けてもらえるそうです。

ヘアドネーションに参加するには、切った髪の毛をウィッグに変えてくれる受け入れ先に送る必要があります。

 

代表的な寄付先として以下の団体があります。

①Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック)

日本で初めて18歳以下の子どもたちに医療用ウィッグを無償提供したNPO法人です。

https://www.jhdac.org/hair.html

 

②HERO

もともとは東日本大震災以降、被災地の幼稚園や保育園で無償公演を行う団体でしたが、2016年からヘアドネーション活動を始めています。

https://hairdonation.hero.or.jp/hair/

 

③ウィッグの贈り物で広がる輪「つな髪」

医療用ウィッグメーカーの株式会社グローウィングが立ち上げたプロジェクト。

髪本来の質感を生かしたウィッグを提供するために、髪の加工処理をせず、殺菌・消毒のみを行い、髪色やくせがそのままウィッグに使用されるという特徴があります。

https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/flow

 

環境問題や社会活動に注目が集まっている今、ヘアドネーションは髪の毛を使って誰でもできる社会活動です。

賛同するヘアサロン・美容師が増えて活動が広まるよう、社会活動への取り組みにしっかり向き合っていきたいですね。

しかし、寄付というと「良いこと」「推奨されるべきこと」のように捉えられてしまいがちですが、そうでない意見も一定数存在することを忘れてはいけません。

表現の自由で、ウィッグを付けて外を歩きたい人はもちろんいらっしゃると思います。

ヘアドネーションは、あくまで「髪の毛を失って困っている人がいる」という事実に対して、髪の毛を提供したい人、ウィッグを提供してほしい人、それぞれの選択肢の1つになっているということです。

社会活動の背景を理解し、発信していくことで、誰もが自分を表現しながら生き生きと過ごせる環境づくりにこれからも貢献していきます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回もお楽しみに。