アンジェリークの医療用ウィッグ ブログ

銀座 市川にて全国から製作依頼がある医療用ウィッグ 
ANGELIQUEです 

家族

2012-02-13 01:30:10 | ミディアムスタイル
週末たくさんのウイッグのご依頼をいただきました

 

患者さまは1人で来る方も多いのですが

今週はご家族でいらっしゃる方が多かったです

患者さまとご主人 そして娘さん2人とか 姉妹とか 親子とか 連休だったので余計かもしれません

家族の中に自分が一人入っているととても不思議な感覚におちいります

家族のリビングルームに招かれたような・・・・

娘さんといっても20歳前後 みなさん素敵な方ばかり

お母さまにために美容師側はやや厳しい視線を感じます

ただ若い感性ですので 良ければ すぐ何か感じてもらえます

患者さま  「今日は大学生の娘もぜひ見たいって言うんでつれてきちゃいました」

きの    「どうぞどうぞ 大丈夫です」

患者さま  「なんか もう1人の娘も銀座にいるみたいなのでここに呼んじゃっていいですか」

きの    「もちろん ただ座るとこが・・・」築地は狭い

4人家族集合した

興味深々なお二人 カットする姿を鏡の前で見守る 

姉     「なんか だんだん自然になりますね」

きの    「そうなんですよ お顔回りがウイッグは一番難しいのです 大胆に切ると事 繊細に切るとこ」

妹     「ホントだ ちょーいいっ 短いの似合うよ」

姉     「なんか昔の若かったママに見えてきた」

患者さま  「えっ ウソ若い・・?」

旦那様   「いいなお前そんな増えちゃって おれも欲しい」


大体旦那様のギャグで大笑いになる


家族の関係が見えてなかなか興味深いし・・家族のやさしさ 親への想い

やっぱり病気は何かを教えてくれるんでしょう


また もう少し小さいお子様をお持ちの患者さまならこんな事もありました

きの    「今日はお一人でいらしたんですね」

患者さま  「2年生と年長さんの娘2人なんですけど昨日ランドセル買ったんですね
       小学校すごく楽しみって ピンクのランドセル 汚れるから
       ブラウンがいいよって言ったんだけど聞かないんです。 
       結局おれてピンクに でもルンルンで家帰ってしょって大喜び
       そのせいか今日熱でちゃったんです」

きの    「そうだったんですね すごくその風景が目に浮かびます
       なんか ・・・・・感じちゃいますね」

患者さま  「ええ ちょっと前までありふれた日常の1コマだったのに
       すごくこころに刻まれるようになりました」


これからは手入れが大変だからってロングヘアを20センチほど切りました


患者さま 「娘 長い髪が好きだって なんか小さい子って長い髪が浮きなんですかね
      前切った時 泣かれちゃったんです」

きの   「えっそうなんですか 娘さんに怒られちゃかな」

患者さま 「娘になんて言ったらいいんでしょうね 何となく言ってるんだけど
      今日ちゃんと言おうと思います」


たくさんの患者さまのお話を聞きます 


自分たち再現美容師の心にもスッと入ってきます


ちゃんとしたウイッグ作るのが自分の役目 


必要としている方がたくさんいるのです


その声にどうしても応えたい 心に刻まれていきます


毎日少しずつ少しずつ















 




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