
残暑なので朝から何回もシャワーを浴びたりした。窓を全開にして全裸でくつろぐと気持ちよい。午後から床屋にいってハンサムにしてもらったあと、八王子市郷土資料館に行った。
資料館は、あるのは知っていたが入館したのは初めてだ。
八王子は縄文時代の遺跡もたくさんある。ある意味、「超古都」なので常設展示からして濃い。この資料館は築45年。中途半端な古さが心地よい。
俺は展示品はどうでもよく、古地図とか古い写真とかの資料が見たかったので”資料閲覧室”というのに入れてもらった。図書室のようなものを想像していたら資料館の事務所に机と椅子が置いてあった。事務員に囲まれてちょっとおっかなかったが、対応してくれた職員さんが有能な秘書!って感じの美人で、京王御陵線の書籍を所望したら本棚から三冊選んで差し出してくれた。
一冊め、地元のBさん執筆の”京王御陵線”という薄い本が大変興味を引いた。立派な装丁だが印刷は手作りっぽい。だが文章、イラスト等に素人離れした出来栄えでしばし魅入った。北野駅から多摩御陵前駅までの仮想乗車レポートが圧巻である。
Bさんが購入したお宅がまさに多摩御陵線の跡地だったことから好奇心に火が付き、資料を集めテキストを完成させ、八王子市資料館が製本したのだという。
そのほか、写真集が二冊。俺は三冊とも在庫があれば購入したいと申し出たが、写真の”セピア色の風景”のみ買うことができた。