「ジプシー・ミュージックの真実」(関口義人著 青土社)
という本を読んでます。
なぜ、読了してないうちに紹介するのかというと、
今年中にこの本のことを書いておきたかったからです。
9月にブルガリアに行きましたが、
事前に「ジプシーのスリ集団に注意」というアドバイスをいただきました。
幸いにして、被害にはあいませんでしたが、
ジプシーらしき物乞いの少年に遭遇しました。
旧社会主義国には、福祉がしっかりしているイメージがあったので
このような人たちの存在は意外でした。
「ジプシー・ミュージックの真実」では、
ヨーロッパ諸国でのロマ↓(ジプシーは蔑称)の
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9E
フィールドレポートと、音楽について描かれています。
ロマは、その存在が世界史に登場したときから放浪し、
「祖国」すら持ったことがないのですが。
こういった、社会の「外側」にいる人たちに
惹かれる気持ち、なんかすごくわかります。
私は「社会の一員」という意識がすごく薄い、というか
例えば、「世間」という大きな円があったとすると
その円の外側、もしくは限りなく外側に近い端っこにいる
という意識が、かなり前からありました。
正社員として働いていたときでも
ホームレスの人を見かけると
自分は、何か彼らの方が近いところにいるような。
そういう「アウトサイダー的感覚」があるのです。
独身なこと。
これまで何度か、リストラされた経験があり
自分が「使い捨ての労働力」であることを
痛感しているからかもしれません。
なので、ロマを追い続ける筆者に共感しました。
そして、昨今のニュース記事や、
ネットの書き込みなどを読んで
こういった「アウトサイダー的感覚」を持っている人は
自分だけじゃない!
というか、「ロスジェネ」以下だと、けっこういる
ということに気がつきました。
私は格オタなのですが、
2009年の格闘技界で、一番人気のあった団体は
「OUTSIDER」↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/THE_OUTSIDER
というところ。
アマチュア大会で、出場しているのは
「街の不良」「根っからのワル」ということになっている
(実はけっこうアマ実績があったり、現役公務員な人もいるらしい)
猛者たち。
これが、チケット発売10分くらいで完売といった熱狂的な人気なのです!
アウトサイダー。世間一般から「はずれた」人たちに
対する共感というのが、あるのかも。。。
そういえば。2009年は、
容疑者がアイドルみたいになったこともなったし、
年頭にあった「派遣村」は、
派遣でなくパートタイマーな私にも衝撃でしたが、
あの光景を見て「このままじゃいけない」と思った人がいっぱいいて、
それが政権交代につながったのかもしれません。
こじつけに近いかもしれませんが、2009年は
アウトサイダーが世の中を動かした年、ではないでしょうか。
2010年は、これが良い方向に進んでほしいです。
という本を読んでます。
なぜ、読了してないうちに紹介するのかというと、
今年中にこの本のことを書いておきたかったからです。
9月にブルガリアに行きましたが、
事前に「ジプシーのスリ集団に注意」というアドバイスをいただきました。
幸いにして、被害にはあいませんでしたが、
ジプシーらしき物乞いの少年に遭遇しました。
旧社会主義国には、福祉がしっかりしているイメージがあったので
このような人たちの存在は意外でした。
「ジプシー・ミュージックの真実」では、
ヨーロッパ諸国でのロマ↓(ジプシーは蔑称)の
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9E
フィールドレポートと、音楽について描かれています。
ロマは、その存在が世界史に登場したときから放浪し、
「祖国」すら持ったことがないのですが。
こういった、社会の「外側」にいる人たちに
惹かれる気持ち、なんかすごくわかります。
私は「社会の一員」という意識がすごく薄い、というか
例えば、「世間」という大きな円があったとすると
その円の外側、もしくは限りなく外側に近い端っこにいる
という意識が、かなり前からありました。
正社員として働いていたときでも
ホームレスの人を見かけると
自分は、何か彼らの方が近いところにいるような。
そういう「アウトサイダー的感覚」があるのです。
独身なこと。
これまで何度か、リストラされた経験があり
自分が「使い捨ての労働力」であることを
痛感しているからかもしれません。
なので、ロマを追い続ける筆者に共感しました。
そして、昨今のニュース記事や、
ネットの書き込みなどを読んで
こういった「アウトサイダー的感覚」を持っている人は
自分だけじゃない!
というか、「ロスジェネ」以下だと、けっこういる
ということに気がつきました。
私は格オタなのですが、
2009年の格闘技界で、一番人気のあった団体は
「OUTSIDER」↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/THE_OUTSIDER
というところ。
アマチュア大会で、出場しているのは
「街の不良」「根っからのワル」ということになっている
(実はけっこうアマ実績があったり、現役公務員な人もいるらしい)
猛者たち。
これが、チケット発売10分くらいで完売といった熱狂的な人気なのです!
アウトサイダー。世間一般から「はずれた」人たちに
対する共感というのが、あるのかも。。。
そういえば。2009年は、
容疑者がアイドルみたいになったこともなったし、
年頭にあった「派遣村」は、
派遣でなくパートタイマーな私にも衝撃でしたが、
あの光景を見て「このままじゃいけない」と思った人がいっぱいいて、
それが政権交代につながったのかもしれません。
こじつけに近いかもしれませんが、2009年は
アウトサイダーが世の中を動かした年、ではないでしょうか。
2010年は、これが良い方向に進んでほしいです。