5/31に蒔いたトゥルシーの種から芽が出て花が咲きました。ラクシュミー・トゥルシー ( Lakshmi tulsi 、लक्ष्मी तुलसी ) 別名、ラーマ・トゥルシー ( Rama Tulsi ) のようです。
トゥルシー ( カミメボウキ, 神目箒、Ocimum tenuiflorum, Syn.O. sanctum )は二種類あり、葉が紫色ものはクリシュナ・トゥルシー ( Krishna tulsi 、कृष्ण तुलसी ) です。
学名の、Ocimum tenuiflorum, Syn.O. sanctumは、Ocimum sanctumがシノニム※であることを示しています。
シソ科の植物で、最近になってハーブティーでも使われるようになってきました。バジルの仲間だとは思えない爽やかな芳香があり、ミントやローズと合わせて使うと穏やかな香りになります。
ヒンディー語でトゥルシー ( tulsi, तुलसी) 、英語でホーリーバジル ( holy basil ) と呼ばれています。ヒンドゥ教の神の名であるラクシュミーとクリシュナが付けられていることから、原産地はインドでヒンドゥ教のヴィシュヌ神崇拝のしきたりで、帰依者たちはトゥルシーの植物体や葉を使って礼拝を行うなどヒンドゥ教と密接に結びついています。
Krishna Tulsi
トゥルシーカバブ
http://www.supermarketguru.com/recipes/steal-this-recipe%C2%AE-tulsi-kebabs.html から
材料(4人分);
皮なし骨なしのチキンの胸肉 900g
ヨーグルト 60g
ガーリック(ミンス) 4個
トゥルシー 1/2 カップ
コリアンダー(挽いた) 1 1/2TBS
クミン(挽いた) 2 ts
ターメリック 1 ts
ジンジャー(挽いた) 1/8 ts
塩 1/2 ts
レモンジュース 1/4カップ
溶かしバター 2TBS
オリーブオイル 2 TBS
方法;
チキンの胸肉を2.5㎝の厚さにスライスする。
レモンジュース、オリーブオイル、塩をボールに入れて混ぜる。30分間寝かせる。
別のボールにヨーグルト、ガーリック、コリアンダー、クミン、ターメリック、トゥルシー、肉を入れて混ぜる。冷蔵庫に3時間寝かせる。
肉を串にさし、バターを塗ってグリルで約6-8分間焼く。
バスマティライスと一緒にサーブする。
トゥルシーとミントを摘んで洗ってポットに入れます。沸かしておいた熱湯を注ぎ入れて、ふたをして3-5分(人によっては25分以上置かないといけないという人もいますが、香り( 揮発成分 )が逃げてしまう気がして今は3-5分にしています。飲み始めて今日で5日経ちました。効果はまだありません。出てきたらご報告をしようと思っています。10年後かもしれませんが。
トゥルシーの主な化学成分はオレアノール酸、ウルソール酸、ロズマリン酸、オイゲノール、カルバクロール、リナロール、β-カリオフィレンで、血糖値を減少させる効果、総コレステロール値の減少など、アダプトゲン( 内分泌性ホルモンや免疫システムのバランスを保ち、体のホメオスタシスを維持する )の働きをするハーブです。強い芳香と収斂作用があります。地中海原産のハーブとは働きが異なります。
ラクシュミー・トゥルシーに似たものにバーナ・トゥルシー ( Vana Tulsi ; Ocimum gratissimum ) があります。別名クローブバジル、アフリカンバジル、ワイルドバジルといい、カミメボウキ属ですがアフリカ、マダガスカル、南アジア、ビスマルク諸島が原産地で、植生がポリネシア、ハワイ、メキシコ、パナマ、西インド諸島、ブラジル、ボリビアに広がっています。
ラクシュミー・トゥルシーと異なり、気候が合えば枝を張り、3mの高さにまで大きく成長します。
Ocimum gratissimum
※ 異名、シノニムには以下のものがあり、同物異名とされていますが、バジルの類は土地柄、気候によって形態を変えるので、全く同じだとは一概には言えません。少し形態の異なる、同じ植物と考えた方がいいかもしれません。
Geniosporum tenuiflorum (L.) Merr.
Lumnitzera tenuiflora (L.) Spreng.
Moschosma tenuiflorum (L.) Heynh.
Ocimum anisodorum F.Muell.
Ocimum caryophyllinum F.Muell.
Ocimum hirsutum Benth.
Ocimum inodorum Burm.f.
Ocimum monachorum L.
Ocimum sanctum L.
Ocimum scutellarioides Willd. ex Benth.
Ocimum subserratum B.Heyne ex Hook.f.
Ocimum tomentosum Lam.
Ocimum villosum Roxb. nom. illeg.
Plectranthus monachorum (L.) Spreng.
生のトゥルシーが手に入るのは今だけです。生のトゥルシーを使った料理を3つ取り上げました。
トゥルシーの蜂蜜ラッシー
https://www.whiskaffair.com/tulsi-honey-lassi-video-recipe/ から
材料;
カード 400ml
クリームミルク 200g
蜂蜜 45-60ml
トゥルシーの葉 10-12枚
アーモンド、ピスタチオのスライス 飾り
方法;
1. 材料をすべてブレンダーにかける。
2. 1分間ブレンドする。
3. グラスに注ぐ。
4. アーモンドとピスタチオのスライス、トゥルシーの若芽を飾る。
クリームミルクは日本では手に入らないので、ヨーグルトを使うとあっさりしたラッシーになります。カードは、チーズを作った時でないとないので、水を入れましょうか。少し違ったものができますが、日本人の口には会うかもしれません。
トゥルシーカバブ
http://www.supermarketguru.com/recipes/steal-this-recipe%C2%AE-tulsi-kebabs.html から
材料(4人分);
皮なし骨なしのチキンの胸肉 900g
ヨーグルト 60g
ガーリック(ミンス) 4個
トゥルシー 1/2 カップ
コリアンダー(挽いた) 1 1/2TBS
クミン(挽いた) 2 ts
ターメリック 1 ts
ジンジャー(挽いた) 1/8 ts
塩 1/2 ts
レモンジュース 1/4カップ
溶かしバター 2TBS
オリーブオイル 2 TBS
方法;
チキンの胸肉を2.5㎝の厚さにスライスする。
レモンジュース、オリーブオイル、塩をボールに入れて混ぜる。30分間寝かせる。
別のボールにヨーグルト、ガーリック、コリアンダー、クミン、ターメリック、トゥルシー、肉を入れて混ぜる。冷蔵庫に3時間寝かせる。
肉を串にさし、バターを塗ってグリルで約6-8分間焼く。
バスマティライスと一緒にサーブする。
チキンとトゥルシーのティカ
材料 ( 1 人分 ):
カード 20g
チキンの脚 200g
ティッカミックス※ 20g
トゥルシーの葉 10g
塩 -
方法:
1. チキンを切る。
2. 材料をすべて混ぜる。
3. チキンにまぶして2-3時間置く。
4. 串に刺してタンドールでクックする。
5.熱いうちにサーブする。
マサラとライムのカットを添えてサーブする。
※ティカミックス(自作)は好みにより内容にバリエーションがありますが、次のものをお勧めます。
コリアンダー 15 ml
クミン 8 ml
カルダモン 2.5 ml
カイエン 2.5 ml
ジンジャー(生) 15 ml
ガーリック 10 ml
レモンジュース 10 ml
レモンジュースは多いとタンドリーチキン風味になるので、少量入れることをお勧めします。入れると味が引き締まります。