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日本歴史紀行

歴史紀行 67 - 1 山木兼隆 供養塔 〜香山寺 1



山木兼隆供養塔〜香山寺
静岡県伊豆の国市 韮山山木


治承三年(1179年)11月、後白河法皇を幽閉
して院政を停止させた平清盛は天皇家を凌ぐ最高権力者として君臨し、頼朝の暮らす伊豆国に
は、〜平家に非(あら)ずんば人に非(あら)ず〜と豪語したことで知られる清盛の義弟の平時忠が伊豆国主となり、さらに自らの息のかかる伊勢平氏の家人である山木兼隆を派遣して支配を進めます。

平家家人による圧迫がより苛烈になり始めたことで、頼朝が身を寄せる北条氏といった伊豆の小豪族達にも危機感がもたらされます。


治承4年(1180年)6月19日、後白河法皇の皇子である以仁王によって全国の源氏に平家追討を命じる令旨が発せられ、当初は令旨を黙殺した頼朝達ですが、頼朝に京の情勢を密かに知らせて来ている三善康信が令旨を受け取った全国の源氏を追討する決定が下されたと密書により知らせて来たことで、頼朝は長年秘めていた平家打倒を実行する決意します。

2に続きます。





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