北海道では明治から昭和30年代までに大量のカラマツが植林されたため、至る所にカラマツ林があります。このカラマツ林、夏の終わり頃から秋になると"落葉きのこ"というマッシュルームのようなキノコが出てきます。ちょっとクセのあるキノコですが味噌汁におろし大根とともに入れるとなかなか美味しい。両親が山菜好きだったのでよく食べました。
この写真を撮った時は氷点下20℃くらい、カラマツの枝には氷が付着して冬の華のようです。北海道の冬は、自然界もモノトーンの色風景になります。
冬から春に季節が移ると多くの植物は花を咲かせますが、植物は6週間程度の気温の動向を記憶していて、その推移から自らの開花時期を決定するという研究成果もありますが、機械的に考えると、温度センサーのようなもの、データの記憶回路、演算回路、開花に対する意思決定能力があるということになります。当然、生命ですから細胞や遺伝子の中にそのような能力が組み込まれているのでしょうが。
至る所にあふれんばかりに存在している生命ですが、その奥底の仕組みは深いですね。
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