寄せては返す、寄せては返す、・・・・、寄せては返す。海は変化もなく同じ現象を繰り返す。波はカモメの足をぬらし、そして引いていく。それでもカモメはずっと海を見ていた。
寄せては返す、寄せては返す、・・・・、寄せては返す。海は変化もなく同じ現象を繰り返す。波はカモメの足をぬらし、そして引いていく。それでもカモメはずっと海を見ていた。
細長い茎の先には蕾が付いていて、陽の方に向かってやや前屈みになっている。蕾は真球?と思えるほど丸く、開こうとする意志が感じられる。
昨日は雨風が強く、一晩中、嵐の音が聞こえていた。しかし、今日は、小春日和だ。
隣家との境界、日の当たらない場所がある。暗がりの中に「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」の雰囲気をもつ不可思議な植物を見つけた。君はどこを見ている?
混沌としている緑の背景から伸びた茎、しだいに明瞭になってくる。先端には鍔と実、そして白くやや透き通った花がついている。花は少しぼやけて見えるが、凜とした姿勢が感じられる。庭に咲いている直径5mmほどの小さな花、1年の中で最も誇らしい姿を見ることができた。
古い納屋の軒先、黒い壁を背景にしたカモジクサの群生を目にした。勝手気ままな方向を向きながら何かを話している。午後3時、まだ日が高く、明るい光が照らしている。
やや強い雨が降ったあと、周囲が赤く染まり始め、水たまりに映った空も青から赤へと色を変えている。何処にでもあるアスファルトの水たまり、時間とともに変化する自然があった。