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昔、見たコクーンに出てくる宇宙人に似ていますね。コクーンが世に出たのが1985年、もう30年以上も前なんですね。コクーンに出てきた宇宙人はアンタレス星人、さそり座の赤色巨星を故郷としています。事故等がない限り不死の宇宙人でエネルギー体のように空中も浮遊していました。
人間の遺伝子の末端には、テロメアと呼ばれる無意味な配列の繰り返し部分があるそうです。細胞も分裂を繰り返すと遺伝子の末端が結合できなかったりなど、徐々に短くなってくるために、このような無意味な配列の遺伝子が用意されているのですが、一定の長さ以下になった場合、細胞分裂できなくなるようにできています。
何回も分裂(50~70回と言われています)しているとテロメア部分を使い果たしてしまい細胞の死となります。そうして徐々に細胞が少なくなって老化が進んでいくということのようですね。(老化の原因はテロメアの短縮だけではないとされています)
一方で、テロメアーゼと呼ばれているテロメア部分を修復する酵素も体の中には用意されているのですが、生殖細胞のみで機能しているようです。生殖細胞は無限分裂可能でいつでも新鮮、子孫にはちゃんとした長い遺伝子を残さなければ人間は絶えてしまいます。
現在の平均寿命は80歳くらいでしょうか。しかし、聖書に書かれている最初の人間アダムは930歳まで生き、大洪水を生き延びたノアは950歳まで生きています。そして、その後、徐々に寿命が短くなりアブラハムで175歳、江戸時代には50歳くらいまで低下しました。人間の体は、自然発生と進化とは思えないくらい精妙に造られていますし、環境に応じて変化することも可能です。すごいもんですね。