北海道の屋根とも呼ばれる十勝岳連峰、晴れた日には見事な眺望です。やや右側にハート型にえぐれた山がありますがオプタテシケ岳といい十勝岳連峰の北端の山になります。オプタテシケ岳よりも写真左側は大雪山系です。
この写真は、美瑛町という町で撮ったものですが、「美瑛町」の町の名前の由来はアイヌ語の「ピイエ」(油ぎった川、濁った川の意味)が語源で、これを開拓者が「ビエイ」と訛って読み、“美しく、明朗で王者の如し”と意味をこめて“美瑛”の文字があてはめられたそうです。
また、北海道には「カムイ」という地名が多いのですが、この語源はアイヌ語で「神」を意味します。神といっても一神教の絶対的な神ではなく、高位の霊的存在というようなニュアンスのようで、「○○カムイ」というように用いられるようです。自然から生きていくための知恵を学んでいた時代、その時代の人々は今と違ったものが見えていた、あるいは感じていたのかもしれないと・・・、なんとなくですが、いつも思うんですよね。