カタチあるもの

宇宙、自然の写真をメインに撮っていますが、時々、読書、日常出来事について書きます。

ケルン コンサート

2016-06-25 19:54:55 | 日常

 

 最近はジャズ・ピアノ、特にキース・ジャレットをよく聞いている。

 作曲家は通常、メロディー、リズム、ハーモニーを操りつつ、試行錯誤しながら曲を作りますが、数多くの曲を作っても名曲と呼ばれるのは稀にしかできないものです。が、キース・ジャレットはケルン・コンサートというLiveステージで、それも即興でメロディー、リズム、ハーモニーが揃った名曲を作っている。

 こんな曲は頭で考えながら即興で作ることは絶対にできない。時々聞こえてくるうなり声も含めて音楽そのものになっている感じがしますね。

 秀でた才能というのは個人が持っているものとはちょっと違うような気がしました。

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 宇宙には銀河が均等に存在しているのではなく、銀河がほとんどない空間地帯と銀河が密集している場所があります。写真は、りょうけん座の銀河密集地帯です。近い銀河、遠い銀河、斜めから見た銀河、真横から見た銀河、様々ですね。


ルピナスとオオカミ

2016-06-22 19:50:44 | 写真_自然

 

 ルピナスという名前は、ラテン語でオオカミを意味するルーブスに由来しているそうです。

 まったくオオカミには見えませんが、肥料を吸い取る力が強いところが貪欲なオオカミに似ているということで名付けられたようですね。「貪欲」」・・・オオカミに失礼??、そんな様な気もしますが。

 オオカミは一匹のリーダーに率いられた群れで行動します。

 サルなどは群れの中の階級闘争や他の群れとのナワバリ争いもありますから一番力の強い個体がリーダーになりますが、オオカミの場合は、力の強い個体はたいていリーダーにはならないそうです。

 親切な独裁者気質を持った個体が仔の時から徐々にリーダーに育っていくようですね。

 オオカミは群れで行動することによって個体の力をすべて足した全力よりも更に大きな力を発揮します。パワーゲームでは群れの力を発揮できないことを理解しているんですね。

 


温泉宿から見た風景

2016-06-20 20:06:15 | 写真_自然

 

 7年も前の話ですが、朝早く起きてホテルの窓から洞爺湖を見ると、初夏だというのにモノトーンの風景が広がっていました。今、この写真をみていると、マイルス・デイビスの"1958 Miles"を聞いていて感じる風景と似ているような気がします。

 人間の感覚器官には、視覚、味覚、臭覚、聴覚、触覚がありますが、みんな同じレベルにあるのではなく、視覚は物理的な三次元世界との関係が強く、臭覚や聴覚は心象風景との関係が強いように思います。

 


羊と鋼の森

2016-06-09 20:40:17 | 読書_感想

 

 グアムで時間を持て余した時のために持っていった本「羊と鋼の森(宮下 奈都)」、結局、グアムでは一度も開くことなく持ち帰ってきたのですが、なぜか帰ってきた翌日に急に読みたくなり3時間ほどで読んでしまいました。重くて大きな単行本をわざわざ持っていったのに、何やっているんでしょうね。

 「2016年 本屋大賞受賞!!」 こういう帯が付いている本を見ると、スル~スル~と手が勝手に動き、脇に抱えてレジでお金を払ってしまう・・・。安全第一というわけではないですが、本屋さんがお薦めの本を読んでみたいという心理が働きます。

 羊とはピアノの弦を叩くハンマーに付いている羊の皮、鋼とはピアノの弦を指しています。要するにピアノ調律師を目指す少年→青年を描いた物語、はっきりは書いていないのですが、どうも北海道が舞台のようです。

 ピアノを弾く人が最高の状態で弾けるように、脇役として支えることを人生の目的に選んだ少年→青年、ピアノ調律師としての技術向上の努力だけではなく、主人公の心の成長、ピアノ自体と弾く人への深い思いやりが調律という繊細な作業に乗り、ピアノを活かし、弾く人を成長させていくという物語でした。

 淡々と書かれていて、少し物足りないような気もしましたが、読んだ後に物語の余韻が残りました。逸品だと思います。

 

 


グアムの海

2016-06-06 20:32:15 | 写真_自然

 

 6月1日~5日までグアムまで社員旅行、25年ぶりくらいでしょうか。それにしても25年前に比べると、道路がきれいに整備されて車の多いことにビックリしましたね。走っているのはほとんど日本車、ホテル街で歩いているのは半分以上日本人です。

 グアムに行く前日の北海道の気温11℃、グアムの気温 最高38℃、帰ってきた時の北海道の気温12℃、冷蔵室から熱帯温室に行った時はまだ良かったのですが、冷蔵室に帰ってきた時には家の中が寒さが身にしみて6月なのにストーブのスイッチ押しました。ジェットコースターのような気温差、なかなかのものです。

 グアムの夕刻は海が赤く染まって夕日がきれいでした。日中の暑さを避けて日没後に泳いでいる人も多かったです。けっして水着・・・・、変わった雲がでていたので、パチリとシャッター押しただけです。

 雲の横、木星が写っていますね。夜中に見た北極星も高度が低かったなぁ。地球は本当に丸いと納得しました。