夏の入道雲が好きでよく写真に撮っているのですが、このサドル付近の赤い星雲と周辺の色とりどりの星々が小さい頃に見た入道雲の記憶と重なる部分があり、宇宙の中で特に印象深い領域です。
****
本当は望遠鏡をとおして直接目で見ることができれば良いのですが、赤い星雲はほとんど見えません。長時間の高感度撮影ではじめて浮かび上がってきます。
写真右に見える明るい星ははくちょう座のγ星、通称サドルと呼ばれていて距離約1,830光年、写真左側の赤い星雲はIC1318という番号が付けられていて距離約5,500光年と言われています。もし、5,500光年の距離を数日で行けるような宇宙船ができたら真っ先に行きたい領域ですね。(たぶん赤い星雲は見えないだろうなと思いますが)