今日も冬型の気圧配置になり、午前中は雪もチラホラと舞い降りてきたのですが、午後にはやみ青空も顔を出すようになってきました。冬型の気圧配置も続かなくなってきて移動性の高気圧が来るようになってきた。春近しです。
3月にも寒い日はあり、写真のように空気中の水蒸気が凍結して霧のようになることもあるのですが、川は凍らずに流れているところが「春近し」を感じます。
古事記や日本書紀の天地創造の物語では、「宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)」について、”国わかく浮けるあぶらの如くして、クラゲナスタダヨヘル時、あしかびの如くもえあがる物によりて成りませる神の名は、ウマシアシカビヒコヂの神”と書かれています。そのまま読むと、クラゲのような液体と固体の中間状態から物(固体・細胞)へと変化させた神ということになります。
春に芽吹く生命のようにも思えますし、霊的次元から物質的次元への物質化を表しているようにも聞こえます。または、シャーレの中の細胞増殖のようにも感じます。色々な意味に受け取ることができますが、混沌とした状態から徐々にカタチが見えてくることが「アシカビ」という状態なんでしょうね。
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