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オガネソン は、元素記号Og、原子番号118

2023-09-18 12:46:27 | 理論物理学 素粒子
オガネソン は、元素記号Og、原子番号118の合成元素。

 他の同位体の合成経路や半減期の理論的計算によると、恐らく質量数293、295、296、297、298、300、302等のいくつかの同位体は、合成された質量数294の同位体よりも若干安定であることが示される[33][61]。これらの中で、質量数297の同位体は長寿命の核種を得られる期待が最も大きく[33][61]、この元素の将来の研究の焦点となっている。
 
 さらに多くの中性子を持つ質量数313近辺のいくつかの同位体も長寿命を持つ可能性がある[62]。これらのより重い同位体によりオガネソンの化学的性質の解明が期待されることから、ドゥブナ合同原子核研究所は2017年下半期にカリホルニウムの質量数が249、250、251の同位体の混合物をターゲットとして、質量数が295と296のオガネソンを作る実験 を行うこととしている。

 この実験は、オガネソン297の同位体を得るために2020年にも再度行われる。この反応で、オガネソン293と分裂生成物のリバモリウム289の生成も可能である。キュリウム248とチタン50の衝突による質量数295と296のオガネソンの生成は、2017年から2018年にドゥブナ合同原子核研究所と理化学研究所で予定されている[38][63][64]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ドゥブナ合同原子核研究所は2017年下半期に実験を行っているのか?2017年から2018年にドゥブナ合同原子核研究所と理化学研究所で予定されている実験は如何なっているのか? 

 他にも実験は行われていると思われるが、オガネソン297の同位体は確認されていないと推測される。

 👇はオガネソンの複合形態で、296Og、297Ogを構成することもできる。ただし、中性子の最大収納量が減少傾向にあるので、296Og、297Og等の同位体を生成するのは難しいと思われる。

 
293Og 118 175 293.21467(129)#
   (247Cm 96 151)+(46Ca 20 26) -2支柱+2e
   (247Bk 97 150)+(46Ca 20 26) -1支柱+1e

   (243Cm 96 147)+(54Cr 24 30) -2p-2N
    243Cm 29.1(1) a
   (244Cm 96 148)+(53Cr 24 29) -2p-2N
    244Cm  18.10(2) a
   (245Cm 96 149)+(52Cr 24 28) -2p-2N
   (246Cm 96 150 )+(51Cr 24 27) -2p-2N
               51Cr  27.7025(24) d
   (247Cm 96 151 )+(50Cr 24 26) -2p-2N


294Og 118 176
   (248Cm 96 152 248.072349(5) 3.48(6)E+5 a)+(46Ca 20 26) -2支柱+2e
   (247Bk 97 150)+(47Ca 20 27)  -1支柱+1e

   (244Cm 96 148)+(54Cr 24 30) -2p-2N
    244Cm  18.10(2) a
   (245Cm 96 149)+(53Cr 24 29) -2p-2N
   (246Cm 96 150 )+(52Cr 24 28) -2p-2N
   (247Cm 96 151 )+(51Cr 24 27) -2p-2N
               51Cr  27.7025(24) d
   (248Cm 96 152 )+(50Cr 24 26) -2p-2N
   (250Cm 96 154 )+(48Cr 24 24) -2p-2N
               48Cr  21.56(3) h

295Og 118 177
   (248Cm 96 152 248.072349(5) 3.48(6)E+5 a)+(46Ca 20 26) -2支柱+2e
   (247Bk 97 150)+(47Ca 20 27)  -1支柱+1e

   (245Cm 96 149)+(54Cr 24 30) -2p-2N
   (246Cm 96 150 )+(53Cr 24 29) -2p-2N
   (247Cm 96 151 )+(52Cr 24 28) -2p-2N
   (248Cm 96 152)++(51Cr 24 27) -2p-2N
                51Cr  27.7025(24) d
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』抜粋




テネシン  元素記号Ts、原子番号117

2023-09-18 12:36:54 | 理論物理学 素粒子
テネシン は、元素記号Ts、原子番号117の合成元素。

 テネシンはこれまで作られた中で2番目に重い元素であり、既知の全ての同位体の半減期は1秒以下であるが、これでも発見前に予測されていた値よりも長い[16]。ドゥブナのチームは、この元素の合成は安定の島の実在の直接的な証拠であると信じている[39]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 テネシンは同位体の数が少なくなっている。複合形態も混合状態が予想されるので、原子番号の意味合いも薄れている。即ち、この辺りの重い重元素の原子核の性質は、原子番号で区別するよりも、包括的に質量数で分類する方が優れていると考えられる。(化学的な性質は除外)

 テネシンの同位体は以下のように形成された。

    249Bk + 48Ca →Ts* → 294Ts + 3n
    249Bk + 48Ca → Ts* → 293Ts + 4n

 297Ts(Ts*)は、瞬時に崩壊しており、仮想的な同位体だと言える。297Tsは中性子の数が十分あるので、安定の島が実在すれば 、294Tsや 293Tsよりも安定している筈なのだ。

 しかし、統計的に見れば事情は変わって来る。

 👇に、其々の同位体の中性子の上限を示した。(これよりも多い中性子を含んだ同位体の存在は確認されていない)


294Ts 117 177

293Lv 116 177
291Mc 115 176
289Fl 114 175
287Nh 113 174
285Cn 112 173
283Rg 111 172
281Ds 110 171
279Mt 109 170
277Hs 108 169
275Bh 107 168
273Sg 106 167


270Db 105 165
268Rf 104 164
266Lr 103 163
264No  102 162
262Md 101 161
260Fm 100 160
258Es 99 159
256Cf 98 158
254Bk 97 157
252Cm 96 156

249Am 95 154
47Pu 94 153

244Np 93 151
242U 92 150
240Pa 91 149
238Th 90 148

 👆を見れば一目瞭然である。太字の元素原子に最も多い中性子をもつ同位体が確認できる。むしろ、294Tsは、中性子の数が統計よりも減っていることが分かる。これは、明らかに、テネシンの同位体に於ける中性子の数は、想定よりも少なくなっていることを意味している。

 統計上、中性子の数が多くなることで重い原子核は安定することができた。しかし、テネシンは統計から外れて中性子の数を減らしている。

291Ts 117 174 291.20656(95)# 0.97 ns
 (247Cm 96 151)+(44Ca 20 24) -1支柱+1e
 (247Bk 97 150)+ (44Ca 20 24)
 (249Cf 98 151)+(42Ca 20 22) +1支柱-1e 

292Ts 117 175 292.20755(101)# 1.0021 ns
 (248Cm 96 152 248.072349(5) 3.48(6)E+5 a)+(44Ca 20 24) -1支柱+1e
 (247Bk 97 150)+(45Ca 20 25)
 (249Cf 98 151)+(43Ca 20 23) +1支柱-1e

293Ts 117 176 14(+11 -4) ms
 (247Cm 96 151)+(46Ca 20 26) -1支柱+1e
 (247Bk 97 150)+(46Ca 20 26)
 (249Cf 98 151)+(44Ca 20 24) +1支柱-1e

294Ts 117 177 78(+370 -36) ms
 (248Cm 96 152 248.072349(5) 3.48(6)E+5 a)+(46Ca 20 26) -1支柱+1e
 (247Bk 97 150)+(47Ca 20 27) 
          47Ca 4.536 日
 (251Cf 98 153)+(43Ca 20 23) +1支柱-1e

リバモリウム  元素記号Lv、原子番号116

2023-09-18 11:58:34 | 理論物理学 素粒子
リバモリウム は、元素記号Lv、原子番号116の合成元素である。放射性が非常に強いため研究室でしか作られず天然には観察されない。

 1998年末、ポーランドの物理学者ロバート・スモランチュクは、オガネソンとリバモリウムを含む超重元素の合成のための原子核融合に関する計算を公表した[5]。彼の計算は、慎重に制御された環境下で鉛とクリプトンを融合させることで、これら2つの元素を合成できることを示していた[5]。

     86Kr + 208Pb → 293Og + n → 289Lv + α

 1999年、LBNLの研究者はこの予測を用いてリバモリウムとオガネソンを発見したとPhysical Review Letters誌の論文で公表し[6]、その直後、サイエンス誌でも結果を報告した[7]。この研究者は、以下の反応が起こったと報告した。

翌年、LBNL自体も含め、他のどの研究者もこの結果を再現できないということで、論文は取り下げられた[8]。2002年6月、LBNLの研究所長は、これら2つの元素の発見を最初に主張したのは、ヴィクトル・ニノフの捏造したデータに基づいていたと発表した[9][10]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

    248Cm + 48Ca → 296Lv* → 293Lv + 3n →289Fl + α

 リバモリウムは、2000年7月19日、JINRにおいてCm248にCa48を衝突させて初めて合成された。

 ポーランドの物理学者ロバート・スモランチュクは、オガネソンとリバモリウムを含む超重元素の合成のための原子核融合に関する計算を公表したが、その後、論文は取り下げられれている。

 論文が取り下げられた理由は、リバモリウムとオガネソンの発見が、捏造されたデータによる誤りであることが発覚したことが原因ですが、肝心の論文の信憑性には触れていない。もしも、論文そのものに問題があるのならば、超重元素の合成のための原子核融合に関する計算に不備があったか、完全に間違っていたことになる。

 もしも、完全に誤っていたとすれば、Kr + Pb → Og + n → Lv + α の核融合が禁止される理由が示される必要がある。論文の不備が分からない、その場合には、実験で再現出来ない事と、論文の信憑性は区別する方が良いと思う。

 超弦原子核構造の新しい複合形態は、連結装置にCa 等 が、融合して形成されている。その場合、Pb の連結装置にKrが融合した状態が安定する状態であるのかを見定める必要がある。


290Lv[n 1] 116 174 290.19859(91)# 15(+26-6) ms α 286Fl 0+
  (247Cm 96 151)+(43Ca 20 23)

291Lv 116 175 291.20001(91)# 6.3(+116-25) ms α 287Fl
  (247Cm 96 151)+(44Ca 20 24)

292Lv 116 176 292.19979(92)# 18.0(+16-6) ms α 288Fl 0+
  (248Cm 96 152)+(44Ca 20 24)
  248Cm 3.48(6)E+5 a

293Lv 116 177 不明 53(+62-19) ms α 289Fl
  (247Cm 96 151)+(46Ca 20 26)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』抜粋