原子番号10 のネオンには、安定した同位体として²⁰Ne²¹Ne²²Neの三種がある。
ネオンは酸素と同じ三種の安定同位体をもっているので、それぞれの同位体を類推する事ができる。¹⁸Оは立体五角形8共有基盤構造であり、基盤構造だけで完成された完全形態をしていた。¹⁸Оは最もエネルギーレベルの低い基底状態にあり、エネルギー順位の高い¹⁸Fは崩壊して、¹⁸Оに落ち着くことになる。
実は、ネオンも酸素と同じように、エネルギー順位の高い²²Naを崩壊させて²²Neに落ち着かせている。
また、¹⁸Оと同様に、²²Neもまた、最低エネルギー順位の基底状態にある。
ただ、²²Neの基底状態は、¹⁸Оとは異なった状態である。
それは、²²Neが立体五角形8共有基盤構造の完全形態よりも更に進化した超完全形態に進化している点にある。
如何なる進化なのか?
安定した同位体の²⁰Ne²¹Ne²²Neの三種を詳しく調べてみれば、²⁰Neは9共有基盤構造の完全形態、²¹Neは9共有基盤構造に5本の支柱を追加する形態、そして、²²Neは9共有基盤構造に10本の支柱を追加する形態になっている。
今までの経緯からすれば、基盤構造に5本や10本の支柱を追加して安定させる事は出来なかった筈であるから、何か大きな変化が起きていることが推測される。
²⁰Neは9共有基盤構造の完全形態であるから、²²Neや²¹Neよりもエネルギー準位が低い筈なのだが、実際は²²Neの方が²⁰Neよりもエネルギー順位が低くなっている。
この状態を説明するには、²⁰Neの9共有基盤構造の完全形態よりも、更に、コンパクトな構造形態が存在していればよい。
そして、其の為には、基盤構造に5本や10本の支柱を追加する事ができる新たなシステムが作動しているのだと考える必要がある。