アプリコット プリンセス

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太陽の謎 ⑶

2023-11-29 11:08:52 | 理論物理学 素粒子


 太陽系は、今から50億年程前に誕生したと言われており、宇宙空間に漂うガスや鉱物が集まって回転を始め、次第にその中心部の温度・圧力・密度が高くなって太陽系の基礎が形成され、残ったガスや鉱物から小惑星やガス惑星が形成されたと考えられている。小惑星は衝突を重ねて、地球型の惑星になり、ガス惑星は宇宙空間に漂うガスや鉱物が集まって形成された大きな塊となって誕生したことになる。

 太陽系の惑星の軌道は楕円軌道になっているが、彗星のような大きな楕円軌道にはならず、円軌道に近くなっていることから、太陽系の初期組成は同一成分で構成されていたと推測できる。

 太陽系の初期組成が同一成分で構成されていた痕跡は、巨大ガス惑星にあり、天王星、海王星のようなガス氷惑星の場合には例外的な組成が見受けられる。通常は、原始宇宙の痕跡を太陽系外に求めるのだが、原始宇宙の初期組成が固定化されているのは太陽であり、地球タイプ惑星は初期組成が大きく偏っていると考えられる。

 これは、太陽系初期の軽いガスが拡散して逃げてしまった事に原因がある。太陽の場合には初期の状態を重力によって留めており、同様にして巨大ガス惑星も初期の組成を保っていると考えられる。

 すると、巨大ガス惑星と太陽は初期の太陽系の組成を持っている事になるので、水素の核融合等の変化を除けば同じ組成であることが期待できる。

 地球型惑星も本来であればガス惑星と同じ組成である筈ですが、質量の問題で、ガスを大気として留めることが出来なかったのだと推測される。(天王星、海王星のようなガス氷惑星の場合には例外的な組成が見受けられる)

 過去の巨大ガス惑星と過去の太陽の組成が同じであったとすれば、巨大ガス惑星の中心核に相当する成分が太陽にも存在していたことになる。巨大ガス惑星の中心核には通常の地球型惑星の組成と似た成分があると考えられる。鉄やケイ素などを含んだ重たい岩石状の核が巨大ガス惑星に存在しているとすれば、太陽には木星の1000倍の岩石状中心核がある事になる。

 最新の太陽中心核の状態は、金属水素や理想気体のプラズマ状態であることが指摘されており、密度は水の156倍もあると考えられている。

 すると、太陽の中心核に有る筈の岩石は何処に消えてしまったのだろうか?

 もしも、太陽の中心に超小型ブラックホールがあれば、岩石は粉砕されてプラズマジェットとしてまき散らされていることになる。初期太陽の岩石成分は次第に失われてしまうのかもしれない。 


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太陽の中心には半径10万キロメートルの核(中心核)があり[20]、これは太陽半径の約2割に相当する。密度が156 g/cm3(およそ水の156倍)であり、このため太陽全体の2 %ほどの体積の中に約50 %の質量が詰まった状態になっている[24]。その環境は2500億気圧、温度が1500万 Kに達するため物質は固体や液体ではなく理想気体的な性質を持つ[11]、結合が比較的低い量子論的な縮退したプラズマ(電離気体)状態にある[25]。



太陽の組成
水素 73.46 %[7]
ヘリウム 24.85 %
酸素 0.77 %
炭素 0.29 %
鉄 0.15 %
ネオン 0.12 %
その他 0.11 %
窒素 0.09 %
ケイ素 0.07 %
マグネシウム 0.05 %
硫黄 0.04 %




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