17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

花野

2023-09-15 08:40:44 | 日記
遠い日の花野の話ハーモニカ

季語 花野 秋の草花が様々に咲き乱れる野原である。人の手によって造られたものではなく、高原などに秋の七草をはじめ吾亦紅・竜胆・松虫草が咲く。華やかな反面、吹く風もすっきり秋らしい風情となり昼のむしなども鳴いて寂しきもともない、哀れ深い情趣がある。歳時記抜粋。

昼は日を夜は月をあげ大花野  狩羽狩行

朝露

2023-09-14 06:10:51 | 日記
朝露や蜘蛛曼荼羅の続く路

季語 朝露 露の傍題。大気中に水蒸気の形で気体として含まれていた水分が気温の低下にともなって結露し、地表の木々や草に結露して形を残したもの。日中は蒸発して大気に飲み込まれるが、夕方から夜、更に明け方に再び顕著に現れる。四季の中では秋が著しい。歳時記抜粋。

例句 朝霧や吊橋わたる人の声 吉田冬葉

:敬老の日

2023-09-13 11:31:21 | 日記
長生きの秘訣などなし敬老日

季語 敬老の日 九月の第三月曜日。国民の祝日の一つ・九月十五日であったが、平成十五年に現在のように改定された。この日は多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う催しがある。

例句 毎日が老の日飯こぼす  清水甚吉

秋刀魚

2023-09-13 06:08:47 | 日記
寂しきは秋刀魚欠けたる夕餉かな

季語 秋刀魚 刀に似て細長く、背は蒼黒色、腹は銀白色のサンマ科の海産魚、九月頃北方から南下する群は十月ころには九十九里浜までくる。そのころの脂ののった秋刀魚は大衆的な魚として家々の食卓を賑す。歳時記抜粋。

最近は不漁で庶民の口に入らなくなった。作者

例句 火より火を奪ひ烈しく秋刀魚もゆ  天野莫秋子

凉あらた

2023-09-11 07:57:24 | 日記
新ネタの寿司屋のチラシ凉あらた

季語 凉あらた 新涼の傍題 立秋を過ぎて、夏とは違うしみじみした涼しさを感じること。夏の「涼し」は、炎暑や蒸し暑さの中で感じるかりそめの「涼し」であるが、〔新涼」は、秋になってからの引き返しのない涼しさ。肌をさらさらと吹き過ぎる乾燥した風が心地よく喜ばしい中に、一抹の寂しさ、心細さを伴う・歳時記抜粋。

涼新た傘巻きながら見る山は  飯田龍太