表参道を行く

ここ数日、女房の顔色が良くなかったので、昨日気分転換を兼ねて原宿近辺まで遊びに出かけました、
地下鉄の表参道駅は思い出の場所でもあるのです。

若い頃、渡辺岳夫先生が音楽収録に利用していた「青山アバコ・スタジオ」というのがあって、よく見学に行っていたのです。

また、「ぴあ」という雑誌を見て、絵の展覧会を見に行った事もありました。
その場所というのが青山アパート（同潤会アパート）だったのです。
会場に着いてみると、そこはただの小さなアパートの一室で、ほんの数枚の絵しか展示されていませんでした。
「可笑しな展覧会もあるものだな」と今でも印象に残っていますけれども、いずれも２５年以上も前の話です。

そして、この青山アパートが取り壊されるという話を以前から聞いていましたので、ちょっと見ておきたいと思っていたのです。
しかし、行ってみると、もう既に昔のアパートは取り壊された後で、ほとんど新しい建物が出来上がっていました。
かなり横長の建物の割には、３階か４階ほどの高さだったのには意外な感じがしました。

この近辺には「ルイ・ビトン」、「ベネトン」、「シャネル」・・・などの有名なお店がいくつも並んでいます。
街を歩く沢山の若い人たちが、皆それぞれ思い思いのオシャレを楽しんでいるのには感心しました。

話の種にと思って試しに「ベネトン」というお店に入って見ましたが、大きな鏡に映った自分たちの姿を見て、場違いな事に気付き早々に出て来てしまいました。

そして今回のもう一つの目的は、友人の通院している病院を見に行く事でした。
「このような場所に病院を建てるという事は余程儲かるのだろうな」・・・などとバカな事を考えながら見学を終え、原宿方面に歩き出しました。

その内に空腹を感じて来ましたが、ファミ・レスのジョナサンを見つけましたので、そこに決めました。
ジョナサンで思い出した事は、地元のジョナサンで初めて飲んだローズヒップ・ティーの味です。
その甘酸っぱい新鮮な味の事を以前日記に書いた時に、ＨＰ仲間が「ビタミンＣが豊富に入った有名な飲み物」なのだと教えてくれた事がありました。

今回注文したのは「クラブハウス・サンド」、「ベイクドポテト・たらこ」、「ほうれんそうのソテー」、「ドリンク・バー」（ローズヒップ・ティー）」で、約２０００円です。

時間は４時頃でしたが、４人の席に２人でゆったり座れたのはラッキーでした。
２人の席に２人で座るというのが狭苦しく感じて嫌いなのです。
最後にローズヒップ・ティーをおかわりしましたが、これはもう一杯飲みたいからというよりも、タバコこをゆっくり吸いたいからです。
ティー・カップを空にしてしまうと店員に片付けられてしまうので、急いでお店から出なければならなくなるからです。

さて、女房の様子ですが、電車に乗っている時からずっと暗い顔をしていましたけれども、食事をしている時に初めて笑顔がこぼれました。
やっぱり、人間苦しい時には美味しいものを食べなければいけません。

さて食事も終わって、目の前の交差点の向かい側にある「ラ・フォーレ原宿」に入って見ましたが、その内に歩くのも面倒になって来ましたので帰る事にしました。
女房も少しづつ元気な顔になって来ましたので、ホッとしました。