arata-tokyo-jp's blog(Henry Nagata)

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「初めの一歩」・・・その2

2007年02月11日 12時24分57秒 | エッセイ
私にとって初めの一歩というのは、ちょっと試しに新しい事に挑戦してみようという考えである、という事を前回お話ししたわけですが、今回はこれを別の表現でお話ししたいと思います。

例えば空間的に考えて見ますと・・・
Aの地点からBの地点に進むという事は、新しい現在のBの地点から見て、Aの地点が過去になったという事です。
現在の新しい自分自身が、新しい過去を持つという事です。
そして、新しい過去を持つという事は、現在の地点までの進む方向性が出来たわけですから、ある程度の未来への指向性が見えてくるわけです。

Aの地点に踏みとどまっていたのでは、新しい過去が作れないわけですから、新しい現在のBの地点も、また未来であるCの地点も見えてこないという事になります。



例えば平面的に見て、Aの地点から東の方向に進んでBの地点に行けば、そのBの地点から、ある程度はそのまま東の方向のCの地点に進む事が予想されますし、
また立体的に見て、Aの地点から上に上昇してBの地点に行けば、そのまま上昇して未来のCの地点に行く事が予想されるわけです。

次に時間的に考えて見ますと・・・
Aの地点から速いスピードでBの地点に行けば、未来のCの地点にも早く進む事が予想されますし、
またAの地点からゆっくりとBの地点に行けば、未来のCの地点にもゆっくり進む事が予想されるわけです。



こんな考え方もあります。
Aの地点には、360度の自由な方向性があります。
しかし、そこを一歩踏み出すことによって、また新しいBの地点からも360度の自由な方向性が生じるわけです。
未来のCの地点に行けば、これがまた繰り返されます。
ある程度の自由な方向性はあっても、何処に転がって行くのかが わからなくなって不安を感じるのも、この事と関係があるのかもしれません。



もう一つの問題は勢い、つまりエネルギーの問題です。
Aの地点に踏みとどまっている状態の現在と、一歩を踏み出したBの地点での現在とでは、同じ現在ではあっても明らかに違いが生じます。

Aの地点に踏みとどまっている現在というものには、360度の自由な方向性はあっても、勢いが無いのです。
しかし、一歩を踏み出したBの地点の現在というものには、未来のCの地点に対する指向性と速度による勢い、つまりエネルギーが生じるわけです。
現在の自分自身に新しいエネルギーが生じるという事。
ここが一番の大きな違いなのです。

さて、今回のお話は少し堅いお話になってしまいましたが、初めの一歩の内容をご説明したものです。
でもこれを簡単に言ってしまえば、軽い気持ちで「ちょっと試しに新しい事に挑戦してみよう」という事になるわけです。
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